民主党の"裏スポンサー"に手を貸す航空行政

日本の空の玄関、羽田空港の来春からの国際線増便枠割り振りで国土交通省がやっと決断した。国際交渉が不要の国内航空会社向けで全日空11枠(1枠=1往復)、日航5枠の裁断だった。日航の経営再建で過度の支援が行なわれ歪んだ競争条件是正で全日空への優先配分だったという。

米・知日派の軽挙盲動。急げ新たな日米ネットワーク作り

やっぱりとの思いでがっかりした。日本をこれほどまで持ち上げて良いのかと記者になりたての頃、翻訳本をたどりながら赤面しそうになった。その著者で、知日家の一人としてかねて尊敬していたエズラ・ボーゲル氏が、かくも浅薄な日中関係改善の提案を開陳しようとは。何時から北京の代弁者に転向したのか、遠慮なく教えてほしい。『日中関係険悪化の本質を見抜けない』ようでは、日米双方で知日派のトップとの評価が泣こうというものだ。