露、巡航ミサイル原潜火災事故で刑事責任追及へ。核汚染は皆無だったが15人が負傷(続報)

路・沿海州のウラジオストック近くの造船所で、9月16日起きた巡航ミサイル原子力潜水艦の火災事故で、ロシア政府が事故原因究明と刑事責任追及へ向け動き出した。ノーボスチ通信が報じた。火災事故そのものは核汚染等の事態に至らず、ことなきを得た。消火作業の段階で15人が一酸化中毒で病院に運ばれ治療を受けたという。セルゲイ・ショイグ国防相は『火災の原因は(同潜水艦)修理作業の安全管理に問題があったと』と厳しく批判した。刑事責任追及を含めた政府の委員会が今後、現地で捜査のメスを入れるが国内関連法では最高4年の収監の規定がある。

露、巡航ミサイル原潜で火災事故。ウラジオ近郊の造船所で修理中

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露海軍の巡航ミサイル搭載、原子力潜水艦『トムスク』(最大排水量、19,400トン)で9月16日、朝、火災事故が発生した。イタル・タス、ノーボスチ通信等、ロシアのメディアが一斉に報じた。欧米の有力メディアも直ちに転電した。最新の情報では海軍、非常事態省の緊急消防隊が急行し、ほぼ制圧した模様だ。

88億㌦の巨大プロジェクト、ジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡

JWSTミラー

10数年前に始まったNASA最大のプロジェクト「ジェームス・ウエブ宇宙望遠鏡(JWST=James Webb Space Telescope)」の開発は、技術面では難題に直面しながらも解決に向け進んでいるが、コストの高騰に悩まされている。[JWST]開発計画は、ハブル宇宙望遠鏡[HST]の後継として1990年代末に予算10億㌦(1,000億円)で始まった。

しかし、NASAが2011年1月に公表した[JWST]開発計画の改訂版によると、開発費総額は88億㌦(8,800億円)を多少超えるまで膨らみ、完成して軌道投入は余裕を見て当初計画から10年遅れの2018年10月になると云う。

インド、2回目のICBM発射実験成功。完全な核・ICBMクラブ入り達成

インド・アグニア5

インドが国産技術で開発した、ICBM『アグニ5(AgniⅤ)』の第2回目の発射実験に成功した。NDTV、ヒンドスタン・タイムズ等インドのメディアが9月15日、一斉に報じた。予定した5,000キロのコースを飛翔し、実験は完全な成功だったと言う。同ミサイルは2015年迄に実戦配備につき、中国への核抑止力として北京への睨みを利かせる。インドは核弾頭の小型化も果たしており、今回ICBMの性能を実証したことで米、ロ、英、仏、中に続く完全な核・ICBMクラブ入りを達成した。中国国営の新華社通信はインドのICBM実験成功の事実報道だけにとどめた。

尖閣列島に接近の無人機は中国空軍"翼龍(プテロダクティル)"と断定

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尖閣列島に接近し、航空自衛隊が初めて遭遇した無人機は中国空軍の”翼龍(プテロダクティル)”と断定された。在京国際軍事筋が明らかにした。香港の有力メディア『亜州週間』はすでに該当機が”翼龍”だったとの軍事専門家の見解を伝えた。同機は航続距離、隠密性、遠隔操作での攻撃能力を持つ可能性が強い。日本の南西諸島周辺での新たな脅威出現で、航空自衛隊はスクランブル(緊急発進)体制等、見直しを急ぐ。

露海軍、次世代SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)試射再開へ

露海軍が、次世代SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)”ブラバ”試射を一時、中止した問題で年末迄に再開の動きが出てきた。ロシアの国防関連委員会の幹部が明らかにした。ノーボスチ通信が9月14日、報じた。試射再開が遅れると同ミサイルを積載する新型、SLBM潜水艦『ボーレイ』級の実戦運用に狂いが生じ、対米核抑止戦略の見直しに追い込まれる可能性があった。