露海軍、対潜哨戒機接近で緊急発進

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防衛省は8月25日,日本海上空を南下する露海軍機2機編隊に対しスクランブル(緊急発進)行動を取ったと公表した。事案の重要性から日曜日だったが,遅滞無く情報を開示。日本列島上空の緊張状態を知る上で今後とも、同省の迅速な対応が望まれる。

露,初の本格ステルス戦闘機『T-50』が2016年に実戦配備

露空軍初の本格ステルス戦闘機『T-50』PAK FAの開発が着実に進展している。プーチン大統領は”強いロシア復活”の象徴として同型機の実戦配備2016年に設定した。原型機はすでに4機体制となり、今年秋には1機が露空軍に引き渡しの予定だ。2010年1月の初飛行から僅か5年で配備開始とは異例の開発スピードで、注目される。

新興国バブルの終焉

世界で1、2位の規模を占める米国と中国の経済政策の一大転換観測が、世界経済全体を揺さぶっている。悪いことに21世紀に入って世界の経済を牽引したインドやインドネシア、ブラジルなど主要新興国では、通貨急落や株価下落、金利上昇に襲われて経済の混乱に拍車がかかりだした。

ロシア空軍戦略爆撃機編隊が日本領空を侵犯

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ロシア空軍の戦略爆撃機2機編隊が8月22日正午過ぎ(日本時間)九州北部の玄界灘上空で公然と領空侵犯した。航空自衛隊のF-2戦闘機のべ4機が緊急発進(スクランブル)し警告行動に出た。露空軍機は警告を無視し1分39秒間、日本の領空を侵犯した。露軍機の領空侵犯は今年に入って2月7日,北海道北西沖のスホーイ戦闘機2機編隊に次ぎ2度目。航空自衛隊が日本上空のスクランブル任務を引き継いで以降,旧ソ連時代も含め露軍機の領空侵犯はこれで35件目。日本政府は外務省を通じ駐日露大使館に厳重抗議した。

小型無人機の民間利用が広まる

小型無人機は、軍用として対テロ作戦、市街地戦闘などを目的に各国で開発が進んでいるが、一方これ等を民間で利用しようと云う動きも広まっている。ここでは最近の民間利用の例を採り上げる。唯一例外として我国で民間用に開発された無人機が隣国で軍用に転用されたケースもある。

怖い長期金利急騰

安倍首相が、来年4月実施予定の消費税の3%引き上げの最終判断を秋に先送りしたが、有力経済人は「長期金利の指標となる10年国債の金利が、1%上がると、国債残高1千兆円に近い政府の金利負担は、年10兆円増えてしまう。単純計算で、消費税4%分が軽く吹っ飛んでしまい、財政再建が必須の日本経済全体に与える打撃は測りしれない」-と消費増税の予定通り実施により、超低利な長期金利の維持を促した。消費増税が予定通り実施されないと、内外で日本国債が売られ、長期金利が急騰するとの見方が強い。