はやぶさ2が探査した「りゅうぐう」の素性 ―小惑星でなく死んだ彗星!―

JAXAは、「はやぶさ2」で小惑星「りゅうぐう」を探査、試料を採取、地球に持ち帰って研究を進めている。判ったのは「りゅうぐう」は小惑星ではなく「死んだ彗星」だということ。「りゅうぐう」は岩石の集合体で、大昔に小惑星どうしが衝突して出来た天体とされてきた。しかし新しい証拠は、含まれていた水分やガスが全て太陽光で蒸発してしまった彗星の残骸であると示している。(The Japanese JAXA’s Hayabusa 2 mission visited asteroid Ryugu, has brought back a sample to Earth and are studying the tiny spacerock. New evidence indicates, Ryugu might not an asteroid but the remnant of dead comet. Ryugu is a collection of rocks, and the traditional theory is that it was smashed up long time ago. But the new evidence suggests, it might be residual after all water and gasses were blasted away by the Sun.)

新型コロナは「季節性」が表れて初めて「収束」に向かう

本稿は木村良一氏の寄稿です。今年1月号のメッセージ@penで「新型コロナはいつ終息するのか」との見出しを付け、「今年中には終息するだろう」と書いた。少しばかり補足したい。
「今年中の終息」の根拠に挙げたのが、スペイン風邪だった。スペイン風邪は100年以上も前にパンデミックを起こした新型インフルエンザである。日本では1918(大正7)年8月に第1波が起き、1919年10月に第2波、1920年8月に第3波を引き起こした後、終息に向かった。終息まで3年かかった。一般にウイルスを含む風邪の流行のは季節性があり、冬場に流行しやすい。この冬を乗り越えれば収束に向かう可能性がある。

岸田政権はブレブレ・グタグダゆえに崩壊せず?

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。昨年秋の総選挙から半年が経過し、岸田文雄首相が就任した。また立憲民主党は泉健太代表が選出された。さらには労働団体の連合で、初の女性会長として芳野友子が就任した。
この半年間を見ると、岸田首相や立憲民主党の泉代表は頼りなく、フラフラして軸足が定まらない。それに比べて連合の芳野会長はブレることなく安定感がありドッシリしており、ウクライナのゼレンスキー大統領のように頼りがいがある。
岸田首相は、左翼論調のメディアの顔色を気にしブレブレだが、世論調査政権とも言い訳政権とも揶揄されている。

米国、ウクライナに戦車攻撃用ドローンの供与を決定

米政府は3月16日、ウクライナ支援のため新たに8億ドル(880億円)の軍用装備品の供与を決めた。これはすでに供与された2億ドル(240億円)に続くものである。新規供与の中には、対戦車攻撃用ドローン「スイッチブレード(Switchblade)」が含まれている。(A new US aid package to Ukraine will include AeroVironmate Switchblade drone designed to destroy main battle tanks. The white house announced March 16th, will provide Ukraine with an additional $800 million in the form of “direct transfers of equipment” as adding on previous $200 million aid.)

ロシア、北海道周辺で軍事力を強化・北海道侵攻を狙う

2022年2月からロシア海軍の北海道周辺における大規模演習が頻繁に行われ、併せて千島列島には択捉島に続き2021年末には松輪島にも超音速対艦・対地ミサイル「パスチオン」が配備された。数年前のプーチン発言「近く北海道解放作戦を考える」を考え合わせると戦慄を覚える。3月22日バイデン大統領は「プーチンはウクライナ侵攻が停滞、さらに内外から非難を浴び、追い詰められている。打開のため生物化学兵器の使用もあり得る」と語った。プーチンの選択肢の一つに北海道があることは確かだ。

令和4年2月、我国周辺における中露両軍の動向と我国/同盟諸国の対応

令和4年2月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し、それぞれの公的部門等から多くの発表があった。以下にその項目と内容を紹介する。注目すべきニュースは次の通り;
1. ロシア海軍、北海道周辺海域で演習:2月1日から15日の間、ロシア海軍は北海道に隣接する日本海およびオホーツク海南部の海域で、戦車揚陸艦を含む艦艇24隻で演習を行なった。また2月16日には、9隻の艦艇が宗谷岬をオホーツク海から日本海に向け通過した。
2. 陸上自衛隊主催の多国間サイバー防護競技会:3月1日久里浜駐屯地通信学校で米・仏・オーストラリアなどと陸海空3自衛隊が参加してサイバー戦防衛競技会を開催する。
3. 陸自水陸機動団と米海兵機動展開部隊が共同演習:3月4日から同25日の間、陸自水陸機動団・第1ヘリコプター団は米海兵隊第31海兵機動展開隊・第1海兵航空団と共同演習を実施する。
4. 米空母打撃群と海自が共同演習:2月4~7日、同16,17日、および同19~22日、米空母打撃群が東シナ海および西太平洋で行なった演習に、海自艦艇が参加した。