台湾海峡波高し―台湾総統選挙と日台関係

本稿は、豊島典雄氏の寄稿である。来年1月11日投開票の台湾総統選挙がある。 香港、五十年間保証されたはずの香港の一国二制度はまったく形骸化し、中国の習近平政権の“代官”である林鄭月娥行政長官による民主派への暴力的抑圧がエスカレートしている。台湾も来年の総統選挙次第で、中国寄りの総統誕生となれば、台湾の香港化、中国による統一=併合の可能性がある。台湾の苦悩は明日は我が身である。日米同盟の強化、防衛力の強化が緊要で、台湾との関係強化を急がねばならない。「今日の香港、明日の台湾」とさせてはならない。自由な台湾なくして自由な日本は難しくなる。 我が国台湾政策の強化が緊要である。

安倍最長政権の課題

本稿は豊島典雄氏の寄稿である。安倍内閣は11月20日には桂太郎を抜いて日本最長の政権となる。レイムダック化を回避しながら、レガシーを残せるか? また日本丸の舵取りを託す人を残せるか?「サミット参加国で最も安定した政権」と言われているが、安倍首相は教科書に載るような業績を残せるか。残された総裁任期は二年弱、時間との競争である。

ボーイング[737 MAX]、1月に運航再開の見通し

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ボーイングの発表(2019-10-25)によれば、2度の墜落事故で運航停止が続いている[737 MAX]狭胴型旅客機は、12月にはFAA(米連邦航空局)から飛行再開の認可を受け、来年1月にはESA(欧州航空安全庁)から同様の承認を得て運航を再開する見通しとなった。(Boeing CEO Dennis Mulenburg announced, the grounded 737 MAX after the two deadly crashes in Indonesia and Ethiopia, should get approval to return to service before year-end from FAA, and European Agency will follow January.)

中国の言論統制と日中関係

本稿は豊島典雄氏の寄稿である。来春には習近平主席が国賓としての来日が予定される。全体主義国家の元首を国賓として招くことに強い違和感を感じる向きは少なくない。
中国の強権的な体質の改革無くして、日中関係の根本的改善は不可能であり、日本政府も国会も、欧米と連携し、人の支配から法の支配への転換を強く促し続けるべきだ。

米空軍、極秘の大型無人偵察機[RQ-180 ]の一部を公表

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エビエーション・ウイーク誌はおよそ6年前に空軍が開発中のノースロップ・グラマン製大型無人機を報じた。このステルス無人機は、[RQ-180] 、仮想敵国上空に侵入し「諜報、監視、偵察をするのを任務とする。配備が始まり数を増やしつつある。2010年に初飛行し、2014年末からは運用試験、評価試験が続けられてきた。(Almost six years after Aviation Week reported the existence of a large, classified unmanned air vehicle developed by Northrop Grumman, the aircraft is dubbed the RQ-180, is believed to have been flying since 2010 and under operational test since 2014.)

令和元年10月、中露両軍の我国周辺における活動

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令和元年10月、我国周辺での中露両軍の活動は依然として高い水準で続いている。防衛省統合幕僚監部が特異事象として公表したのは次の7件。(According to the Japan’s MOD Joint Staff, Russian and Chinese Forces movements around the Japanese Islands were kept active during October, 2019. Seven reports have issued.)