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令和2年2月、我が国周辺における中露両軍の活動

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令和2年2月、我が国周辺における中露両軍の活動

統合幕僚監部発表の令和2年2月における中露両軍の活動は比較的低調で3件のみ、中国で蔓延する新型肺炎の対応に追われているためだろうか。しかしロシア空軍Su-34戦闘爆撃機の飛来は注目に値する。

李克強首相の離日、再び中国軍機の行動が活発化、宮古海峡通過

11 日H-6K

李克強首相は日本公式訪問を終え11日に離日したが、これを待っていたかのように中国軍機の活動が再開された。安倍首相が出した「中国当局に拘束されている日本人8人の解放」については無回答、また「沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺で繰り返される中国海警局艦船による領海侵犯」については会議の議題にすら挙げられなかった。これら懸案の重要事項は先送りされたまま、李首相は11日に離日した。

中国、巡航ミサイル携行のH-6K爆撃機など多数が宮古海峡を通過

12-09 H-6K

我が国のメデイアは、中国軍機の宮古海峡通過について、あまりにも頻繁な飛行のため殆んど取り上げなくなっている。しかし、ここに述べるように事態は沈静化するどころか、昨今の中国軍による威嚇行動は一層高まっている。

防衛省統合幕僚監部の発表によると、この数日H-6K爆撃機を含む多数の中国軍機が相次いで宮古海峡を往復あるいは通過した。