エミレーツ航空、エアバスA380を50機追加発注


−エミレーツはボーイング777Xの150機発注に続いてA380の大量発注に踏切る−

2013-11-18日    ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

中東最強の航空会社、エミレーツ航空がエアバスA380型機、50機の追加発注に踏み切った。アラブ首長国連邦ドバイで開催中の航空ショーで11月17日、エミレーツ、エアバス両社が正式調印した。同航空は今回の発注でA380型機の機数が最終的に140機に膨らむ。

同日、ボーイングが次世代B777型機、Xシリーズの大量受注でドバイ航空ショー会場がどよめいたが、エミレーツ航空のA380型機、50機の追加発注はそれに勝るとも劣らぬ衝撃的ニュースだ。

エミレーツ航空の契約の詳細は明らかではないが、A380型機の契約総額は公表機体価格換算で230億ドルに達する。勿論、業界の慣行で同型機のビッグカスタマー、エミレーツ航空は相当の値引き利点が予想される。

エミレーツ航空は現在、A380型機を39機運航中で発注済みは90機。今回、50機が加わることで、世界最大規模の超大型機(VLA)運航会社となる。

正式発注署名はエミレーツ航空のオーナー、シェイク・アーメド・ビン・ザイード・マーフームが出席する力の込めようだった。

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