2013年の民間航空界は過去2番目に安全な年


2014-1-07    ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

2013年は世界の民間航空界にとって過去、2番目に安全な年だった。民間航空の安全性向上で組織された非営利組織『FSF(飛行安全財団)』の調査、分析で明らかになった。

それによると、2013年の犠牲者を伴う航空事故発生件数は29件にとどまり、犠牲者数は265人だったという。FSFの集計では過去、2番目の事故の少ない安全記録だった。過去、10年間の航空事故犠牲者数の年間平均が720人で2013年は4割以下。航空会社、機体製造メーカ、監督官庁などが民間航空の安全性向上に積極的に取り組んだ結果と評価すべきだろう。昨年の事故で最悪のケースは2013年11月17日、ロシア中部タタールスタン共和国で発生したタタールスタン航空B737型機墜落事故で乗客、乗員50人が全員死亡した。

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