ソチ五輪テロ阻止で強力助っ人。米海軍大型艦船を黒海に配備


ー第6艦隊指揮艦『マウント・ホィットニー』(19,177㌧)とフリゲート艦『テイラー』(4,100㌧)哨戒開始ー

2014年2月6日 ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

ソチ五輪のテロ阻止で強力な助っ人がロシア支援の活動を開始した。米海軍は2月5日、米海軍の大型艦船が相次いで黒海水域に到着、哨戒活動に入った事を公式に認めた。同五輪開催に対しプーチン政権への対決姿勢を露にするカフカス地方のゲリラ組織はインターネット等を通じ阻止行動の動きをほのめかした。ロシア政府は国防省、内務省などが合同で五輪期間中のテロ発生未然防止に懸命だが、米国防総省もモスクワ支援の具体的行動に約束通り着手。ぎくしゃくした米ロ関係の水面下では、両国の意外な友情が見て取れる。

米海軍によると黒海でソチ五輪中、テロ阻止で睨みをきかすのは地中海を行動活動の場にする第6艦隊、指揮兼旗艦の『マウント・ホィットニー』(19,177㌧)とフリゲート艦『テイラー』(4,100㌧)。発表によれば両艦ともボスポラス海峡を通過し、2月4~5日にかけ黒海に到着。既に計画に沿った哨戒活動に入った模様だ。二隻には合わせて約500人が乗船、任務遂行に当たる。

ソチ五輪テロ阻止活動と並行して米海軍は黒海周辺の友好国との海上安全保障体制構築の訓練等も行なうという。

何れにしろ2月7日、開催のソチ五輪が無事に終了する事を願いたい。

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[(US NAVY)黒海で、ソチ五輪へのテロ活動阻止で睨みを利かす米第6艦隊フリゲート艦]