東京証券取引所、『ANAホールディングス(株)』を"なでしこ銘柄"に選定


2014年3月3日     小河正義

First 787 Delivery to ANA K65443-11

[(Boeing )全日空の主力機種、ボーイングB787型機]

First 787 Delivery to ANA K65443-02

[(Boeing)B787型機を世界の航空界で最初に受領した全日空]

東京証券取引所は3月3日、『ANAホールディング(株)』(社長:伊東信一郎)を”ナデシコ銘柄”に選定した。職場での女性社員活躍の場を強力に推進したとして高い評価を得た。空運業で同銘柄に選ばれたのはANAが初めて。

東証が同社を選んだのは 1) 次世代を勝ち抜くため人材活用戦略にダイバーシティ推進を重要経営課題に取り上げた。2)”キャリア相談室”の設置、『メンター制度』、『キャリアデザイン研修』等の実施で女性社員が自律的にキャリアを描くのを支援した。ーとしている。

ANAホールディングの女性管理職の比率は現在、9.8%迄上昇。女性が組織の中核となって活躍出来る環境が着々整備されている。

ANAグループの中核企業、ANAでは全社員の52%が女性社員。航空機のオペレーション、本社、営業など第一線で主戦力になりつつある。同グループでは乗客のニーズの多様化に対応、ブランド力を磨く上で女性社員の視点、感性、価値観が欠かせないという。