航空自衛隊、『ブルーインパルス』、3月12日から飛行訓練再開へ


2014年3月9日     小河正義

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[(航空自衛隊)訓練飛行再開が決まった空自の”華”、ブルーインパルス]

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム『ブルーインパルス』の訓練飛行再開が決まった。所属する松島基地を訪れた小野寺五典・防衛相も3月7日の現地記者会見で確認した。全国で飛行再開を待ちわびたファンに取って限りない朗報だ。

小野寺防衛相は記者会見で『事故原因が究明された。3月12日以降、編隊曲技飛行訓練を再開するということで、地元の御理解を得る方向に至った』と語った。原因については『非常に難易度の高い新しい飛行訓練の最中だった』と指摘、飛行再開による危険性は排除出来ると示唆した。

ブルーインパルスの事故は1月29日、正午前、宮城県・松島基地南東の金華山沖で編隊飛行訓練中発生した。参加した4機のうち1番機と2番機が空中で接触。1機は機首部分がへこみ、もう1機は水平尾翼(左側)の半分が削られた。幸い2機とも緊急着陸に成功し乗員、機体とも無事だった。

防衛省は事故原因究明のため現地に事故調査官20人を派遣、ブルーインパルスの飛行は事故後全面中止していた。