ボーイング、電気推進の衛星を世界で初めて打ち上げへ


ABS F1

 

[(Boeing)サテライト製造部門が所在するカリフォルニア州エルセグンド工場で制作の最終段階に入った702SP衛星]

2014年3月25日(JST.18:20)                 Aaron Terruli

電気で推進力を得る世界初の衛星製造がボーイングの衛星関連機器の拠点カリフォルニア州エルセグンド工場で着々進行中だ。2014~2015年にかけ完成予定の革新的設計の小型衛星『702SP』群、実用化で大きな前進となる。

衛星の推進力が電気へ完全に転換すれば、運用の自由度が増し、性能向上の次世代テクノロジーを入手可能となる。ボーイングはその先陣を切った訳だ。先進サテライトを発注したのはABSとEUTELSATの2社。ボーイングは両社と『702SP』4個を打ち上げるため事業協力の協定を結んでいる。