A350XWB型導入の航空会社乗員養成、フル・シュミレーター本格稼働間近


A

[(AIRBUS)出番を待つA350XWB型フル・フライトシュミレーター]

2014年7月10日(JST.08:40)                  John Bosnitch

エアバスの次世代広胴型省エネ機、A350XWBのフルシュミレーターが本格稼働の出番を待っている。南仏、ツールーズに設置した同型機用最新の装置は運転準備をほぼ終了。航空監督当局の最終審査を待って運転を開始、同型機導入の航空会社パイロットの操縦訓練開始のテープが切られる。

800x600_1404721939_Inside_A350_XWB_Flight_Sim

 

[(AIRBUS)A350XWB型の最新シュミレーター内部]

本格稼働を待つA350XWB型の最新シュミレーターは過去1年間のテスト飛行で得られたデータをインプット。数ヶ月の運転調整も終え、後は航空当局の性能審査終了を待つだけとなった。

最新型A350XWB型シュミレーターはこの分野で世界No1のCAEが製造。シリーズ7000を基に開発され、特に動力が油圧方式から電力に転換した事が注目される。運転経費の削減や環境にやさしい。

導入予定の航空会社乗員に対するシュミレーターの本格訓練開始が近づき、A350XWBが世界の空へ巣立つ日が待たれる。