露空軍、多目的戦闘機スホーイSu30M2型、一個中隊取得。使用機材の更新、近代化進む。


52 46 25 [(SUKHOI JSC.)スホーイが納入した一個飛行中隊分のスホーイSu30M2]                         2014年8月6日(JST. 01:20)                           John Bosnitch                                 露空軍が、スホーイから超音速多目的戦闘機一個飛行中隊分を取得した事が判明した。露国営通信、ノーボスチが8月6日までに報じた。露空軍では2014年中に、戦闘機、輸送機など新造機150機の納入を受ける。 それによると、同飛行中隊は、シベリア東部、コムソモルスク・オン・アムール近くの基地で、テスト飛行後、恒久駐屯地へ移動する。ステル戦闘機T-50型機を製造するUAC(露航空機生産合同)の主力工場が現地にある。配備先は不明だが、NATO軍に対抗すべく西部軍管区が有力と見られる。今年中に、同社は同型機の追加納入を予定している。 スホーイSu30M2型機は、スホーイ27『フランカー』の複座型。精密誘導兵器を搭載し、対地攻撃が主要な任務。これ迄この分野の主力機種だったスホーイSu25『フロッグフット』の後継機となる。 露国防省の2014年の調達計画では、150機の各種新造機の取得を計画、石油、天然ガスのエネルギー資源輸出で得た、潤沢な資金で軍装備の使用機材更新が着実に進んでいる模様だ。防衛産業のドン、ロゴージン副首相はウクライナから調達していた、関連航空部品を経済制裁からビクともしない国産生産体制へきりかえると、欧米の締め付け強化にへこたれぬ対応に自信を見せた。