投稿者: 松尾 芳郎

エアバス、中南米市場で最大の旅客機契約を獲得

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メキシコ最大のLCC(格安航空会社)、『ビバ・アエロバス』、エアバス両社は10月21日、エアバスから次世代中型機A320neoシリーズなど52機を購入する契約に調印したと発表した。契約総額は公表機体価格換算で51億ドル。エアバスが中南米市場で獲得した契約としては過去最大。使用中のボーイングB737クラシックの後継機。米国の裏庭、メキシコ市場でボーイングは大型契約獲得競争でライバルに屈した格好だ。

露戦略爆撃機、日本列島接近でスクランブル

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露戦略爆撃機の編隊が10月21日、北海道から本州の日本海側沿いを中心に接近し、航空自衛隊のF-15要撃戦闘機が相次いで緊急発進した。ラブロフ外相の日本訪問が来月に予定され、領土問題を含め日露関係の新たな前進を期待する向きもあるが、同日の爆撃機接近飛行はクレムリンの対日姿勢が甘くない事を浮き彫りにした。

モスクワ地下鉄で走行中の電車から運転士転落死。無人運転で次の駅に無事停車

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モスクワ地下鉄で運転士が走行中の電車から転落死する事故10月19日、夜起きた。無人運転のまま、次の駅で自動ブレーキが作動、何事も無く停車したという。内務省スポークスマンは監視カメラの記録からテロが絡んだ事件の可能性を否定した。この種の事故は、モスクワ地下鉄で過去に例が無い。

ボーイングにカムバック?アラン・ムラリー(フォードCEO)の去就に注目

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民間航空機のメッカ、米・シアトルでフォードCEO、アラン・ムラリー(68)の去就に視線が集中しいている。来年、フォード社の役員任期切れで、その後引く手あまたのビッグ・ビジネスの誘いを何処に定めるのか。コンピューター・ソフトウェアの最大手、マイクロソフトに向かうのか。それともボーイングの有力株主の間で渦巻く、”古巣”ボーイングに復活するのか。米国の有力メディアもムラリーの今後の動静に、一時たりとも取材体制を緩めていない。

スカイダイバー・チャーター機、ベルギーで墜落。11人全員犠牲

スカイダイバー・クラブがチャーターした小型機が10月19日午後、ベルギー中部で墜落、搭乗していた11人全員が死亡した。誕生日を祝う処女降下が暗転した悲劇だった。事故機は13年前、事故にあい再生した機体。主翼の空中分解との関連が原因究明で焦点となる

ボーイング747-8型機、減産体制へ。10年以内に曲がり角

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ボーイングがジャンボ最新型シリーズの月産能力を縮小する。同社が10月18日発表したところだと、B747-8型機について2015年を通じ、月間1・5機の生産に留めるという。超大型機に対する市場の需要がこのところ低迷しているのに対応するする措置だ。同型機の将来についてボーイング民間航空機・営業企画担当のランディ・ティンセス上級部長は揺るがないとしている。しかし、ライバルのエアバスA380型機に競争力を失いつつあり、自社の次世代型B777-Xシリーズと市場が重複する等、前途は厳しいとの見方が少なくない。1970年、大量航空輸送時代の先駆者としてデビューしたB747型機も向こう10年以内に生産継続か否かの重大な曲がり角を迎えそうだ。

空自、早期警戒管制機E-767 AWACSの性能向上改修を決定

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去る10月13日版Defense Industry Daily紙によると、米国政府国防安全協力局(DSCA=Defense Security Cooperation Agency)は9月26日に「日本政府から4機のE-767 AWACSの近代化改修に関する輸出承認の要請を受理した」と発表した。航空自衛隊はこれまで5回の改修を行なってきた。今回は最大規模の改修となり、完成すれば米空軍E-3G AWCS の最新仕様と同じレベルになり、対中国監視体制が一段と強化される。

『エア・インディアB787型機、飛行中に胴体外板の一部、剥離』

エア・インディアの国内線でB787型機が飛行中、胴体外板の一部、剥離するインシデントに遭遇していた事が明らかになった。インドの有力紙『タイムズ・オブ・インディア』(電子版)が10月15日報道。ボーイング・スポークスマンもを認めたと欧米の有力メディアが16日、裏ずけるニュースを配信した。

『4,5年以内に民間航空機メーカー、No1奪還。エアバス、ボーイングに挑戦状』

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『4、5年以内に民間航空機メーカー、No1の地位を奪還』ーエアバスのファブリス・ブレジュエCEO兼社長がボーイングに挑戦状を突きつけた。独の有力メディアが報じた。ボーイング製旅客機が寡占していた日本市場で、次世代広胴型機、A350XWB型機の大規模売り込み成功が同社を勢いずけている。自信の背景はA350XWB型機が先行していたライバルのB787″ドリームライナー”を完全に射程内に捉え、加えて次世代、狭胴型機売り込み競争でエアバスA320neoシリーズがボーイングB737MAXシリーズに現時点で6対4の大差をつけた事だ。守勢に回ったボーイングはドル箱機体、B777型機で革新技術採用の次世代型への飛躍を決め、来月、有力航空会社を取り込み、反撃に出る。”ボーイングvs.エアバス戦争”は世界市場制圧の主導権を巡り火がつきそうだ。