投稿者: 松尾 芳郎

『エア・インディアB787型機、飛行中に胴体外板の一部、剥離』

エア・インディアの国内線でB787型機が飛行中、胴体外板の一部、剥離するインシデントに遭遇していた事が明らかになった。インドの有力紙『タイムズ・オブ・インディア』(電子版)が10月15日報道。ボーイング・スポークスマンもを認めたと欧米の有力メディアが16日、裏ずけるニュースを配信した。

『4,5年以内に民間航空機メーカー、No1奪還。エアバス、ボーイングに挑戦状』

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『4、5年以内に民間航空機メーカー、No1の地位を奪還』ーエアバスのファブリス・ブレジュエCEO兼社長がボーイングに挑戦状を突きつけた。独の有力メディアが報じた。ボーイング製旅客機が寡占していた日本市場で、次世代広胴型機、A350XWB型機の大規模売り込み成功が同社を勢いずけている。自信の背景はA350XWB型機が先行していたライバルのB787″ドリームライナー”を完全に射程内に捉え、加えて次世代、狭胴型機売り込み競争でエアバスA320neoシリーズがボーイングB737MAXシリーズに現時点で6対4の大差をつけた事だ。守勢に回ったボーイングはドル箱機体、B777型機で革新技術採用の次世代型への飛躍を決め、来月、有力航空会社を取り込み、反撃に出る。”ボーイングvs.エアバス戦争”は世界市場制圧の主導権を巡り火がつきそうだ。

エアバスA350 XWBの概要

A350_XWB初飛行ポスター

去る10月7日に日本航空がA350-900型機18機とA350-1000型機13機からなる確定31機およびオプション25機を含め、合計56機の購入をエアバスとの間で取り決めた。日本航空は2019年の運航開始を目指し準備を進める。

その前の9月19日には、ルフトハンザがA350-900型機を確定25機およびオプション30機、いずれもA350-1000に変更可能な条件付きで合計55機の購入を決定した。

これまで我国では余り馴染みのなかったエアバスの新型機A350XWBは、この日独両社が購入を決めたことで存在を知られるようになった。以下にその細部を眺めてみよう。

エアバス、次世代広胴型A350XWBの2号機初飛行成功

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エアバスは10月14日、次世代広胴型A350XWB2号機の初飛行を無事終了したと発表した。テスト飛行は同社、広胴型機を製造する南仏ツールーズ工場隣接の空港で実施した。

『弱腰すぎる尖閣諸島周辺の領海警備。海保強化前倒しせよ!』

産経新聞ネット版の記事を読み頭に血が昇る怒りを覚えた。共同通信電として人民日報電子版(10月14日付け)が、またも尖閣諸島関連記事で議論に値しない主張を報じた。中国側の無謀な領海侵犯に対抗するため海上保安庁がヘリ搭載大型巡視船『おきなわ』(3,100㌧)を那覇の第11管区海上保安本部に10月11日、配備した事で『日本は衝突を準備』と噛み付いた事だ。海軍の尹卓少将の発言だと言う。

露、電子偵察機接近で、航空自衛隊スクランブル

10月12日ロシア機_0001

防衛省統合幕僚監部は露、電子偵察機の本州西部接近飛行に対応し要撃戦闘機のスクランブル(緊急発進)で警戒監視に当たったと発表した。 発表によると、航空自衛隊機がスクランブル(緊急発進)したのは10月12日。同日竹島、北東の日本海上空で防空識別圏(ADIZ)に近ずく国籍不明機の反応が防空レーダー上で探知された。直ちに小松、築城各基地から待機中のF-15要撃戦闘機がスクランブル出動し、警戒監視に当たった。

"秘密警察の父"、ジェルジンスキーの銅像元通りで復活

20080916-KGB前ジェルジンスキー像

ソ連崩壊で一旦撤去された”秘密警察の父”、フェリックス・ジェルジンスキーの銅像が元通りにモスクワ中心部に復活する。泣く子も黙るKGB(国家保安委員会)=旧ソ連時代の秘密警察=本部をそっくり引き継いだFSB(連邦保安局)前の広場に二十数年ぶりに姿を現すという。ノーボスチ通信が10月12日、報じた。再建の予算措置もとられたという。プーチン大統領は”クレムリンの主”に返り咲くや、着々、警察・軍部中心の”シロビキ体制”を一層強化、している。アンチ社会主義の市民がたたき壊したはずのジェル人スキー銅像の復活は、プーチン大統領の強権政治、推進の行く方を暗示しているようだ。

米空軍ICBM(大陸間弾道弾)司令官、解任

米本土に展開するICBM(大陸間弾道弾)部隊を指揮下に置く空軍少将が、内部監査で任務遂行にふさわしくないととして司令官の地位を解任された。核攻撃関連部隊では最近、米・戦略軍(USSTRATCOM)でNo2の要職にある海軍提督がカジノ関連の不祥事で更迭されたばかり。相次ぐ米軍部将官クラスのスキャンダル発覚にペンタゴンはショックを隠さない。

B787"ドリームライナー"開発の最高責任者、ボーイングを去る

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次世代旅客機の先陣を切った、B787『ドリームライナー』開発の最高責任者がボーイングを去る。地元有力紙『シアトル・タイムズ』でボーイング・ウォッチャーとして知られるドミニック・ゲーツ記者が署名入り記事で報じた。マイケル・ベア副社長(57)が渦中の人物。社内規定の定年迄、十分すぎる時間がある。ライバル、エアバスに対抗する新機種開発で技術分野の不可欠の人材との高い評価を得ている。一時、機体の運航停止に発展したリチューム・イオン電池問題で、担当のマイク・シネット上級部長が先頃、別のポストへ転出したばかりだ。民間航空機のメッカ、シアトルの技術陣で何かが起きているのか?航空界は次の動きを固唾を呑んで見守っている。