投稿者: 松尾 芳郎

MH17便を撃墜したBukミサイルの能力

Reuters

「親露派幹部の1人で「ボストーク軍団(Vostok Battalionn)」を率いる”アレキサンダー・コダコフスキー(Alex Khodakovsky)”氏が、24日ロイター通信のインタビューに答えて[我々がロシア供与のミサイルでMH17便を撃墜した。ウクライナ政府軍戦闘機が近くを飛行していたのが誘因だ]と語った」

MH17便撃墜、ロシア供与のBukミサイルを使い親露派軍が実行?

市街地のBukミサイル

英国のフィナンシャル・タイムス(FT)は、3台のBuk M1がロシアからウクライナ東部に持ち込まれ、親露派グループに引渡された明確な証拠があると報じた。1台はスコドルスク(Sukhodolsk)近くで7月17日午前1時までにウクライナ東部に搬入され、他の2台はロシアが占領したクリミア(Crimea)半島に持ち込まれた、と報じた。

ボーイング、787-9垂直尾翼に層流制御機構を組込む

BPAS4

ボーイングでは、787-9の燃費性能向上のため、尾翼前縁に「ハイブリッド層流制御機構(HLFC=hybrid laminar flow control)」を取付け、試験を行って来たが、性能が確認されたため新しい787-9型機に採用を決めた。

復活したイースタン航空、三菱MRJ「確定20機+オプション20機」購入の覚書を締結

三菱航空機提供

マイアミに本拠を置く新規航空会社「イースタン航空グループ」は、今年のファンボロー航空ショーで、三菱航空機との間で、MRJ90型機を確定20機プラス発注権利付き20機、を注文する覚書(MOU=memorandum of understanding)を取り交わした。(2014-07-14)

F-35、ファンボロー航空ショウ・英空軍タトーでの展示飛行は中止

待機中のF-35B

クリストファー・ボグデン(Christopher Bogdan)空軍中将は7月10日、英空軍タトーが行われる英空軍のフェアフォード基地で「ここでF-35の展示飛行を50回ほど行う予定だったが、残念ながら実施できそうもない。」と語った。

日本国憲法の改正を急げ ―ポスト集団的自衛権の最大課題

安倍内閣は7月1日の閣議で、集団的自衛権に関する憲法解釈を是正する決定をした。尖閣諸島等をめぐり、事態は切迫しているが、日本国憲法の改正に時間がかかるがゆえの緊急避難措置である。他国は、憲法に国軍の存在を明記しているので、集団的自衛権をめぐるこんな神学論争はない。

F-35エンジン火災の原因が判明、飛行停止は解除、しかしファンボロー展示は間に合うか?

F-35A AF-03

去る6月23日にエグリン(Eglin)空軍基地を離陸しようとしたF-35A「AF-27」が、離陸直前に後部胴体に火災を発生、乗員は脱出し無事だったが機体が焼損する事故が発生した。このため、7月3日からF-35は全機飛行停止となり、開催中の英国ファンボロー航空ショウでの飛行展示は中止を余儀なくされた。

先進技術実証機「ATD-X」が完成、地上試験を開始

ATDX14-05-08

防衛相技術研究本部が数日前に発表した最新のニュース「先進技術実証機の現況」によると、“三菱重工小牧南工場で製造中の先進技術実証機の機体塗装が終了し、現在各種の地上試験等を実施中”と云う。

渦巻き銀河NGC 4258の巨大ブラックホール・ジェットが作る衝撃波

A spiral galaxy, also known as M106, about 23 million light years from Earth.

我々から2,300万光年離れている渦巻き銀河に、花火のように美しい光景が見られる。これは、銀河中心の巨大ブラックホールから出ているジェットの衝撃波で周囲のガスが発光しているためである。

英海軍の将来を担う次世代空母「クイーン・エリザベス」

hms-queen-elizabeth-2

『現在英国中の造船所で建造中のHMS Queen ElizabethとPrince of Wales の2隻は将来海軍の旗艦となる。当初はヘリコプター搭載艦として国防軍が保有する全ヘリコプターを使う予定だ。しかし2020年からは、最新鋭のステルス戦闘機F-35Bの導入で強力な打撃力を保有することになろう』