投稿者: 松尾 芳郎

F-35エンジン火災の原因が判明、飛行停止は解除、しかしファンボロー展示は間に合うか?

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去る6月23日にエグリン(Eglin)空軍基地を離陸しようとしたF-35A「AF-27」が、離陸直前に後部胴体に火災を発生、乗員は脱出し無事だったが機体が焼損する事故が発生した。このため、7月3日からF-35は全機飛行停止となり、開催中の英国ファンボロー航空ショウでの飛行展示は中止を余儀なくされた。

先進技術実証機「ATD-X」が完成、地上試験を開始

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防衛相技術研究本部が数日前に発表した最新のニュース「先進技術実証機の現況」によると、“三菱重工小牧南工場で製造中の先進技術実証機の機体塗装が終了し、現在各種の地上試験等を実施中”と云う。

渦巻き銀河NGC 4258の巨大ブラックホール・ジェットが作る衝撃波

A spiral galaxy, also known as M106, about 23 million light years from Earth.

我々から2,300万光年離れている渦巻き銀河に、花火のように美しい光景が見られる。これは、銀河中心の巨大ブラックホールから出ているジェットの衝撃波で周囲のガスが発光しているためである。

英海軍の将来を担う次世代空母「クイーン・エリザベス」

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『現在英国中の造船所で建造中のHMS Queen ElizabethとPrince of Wales の2隻は将来海軍の旗艦となる。当初はヘリコプター搭載艦として国防軍が保有する全ヘリコプターを使う予定だ。しかし2020年からは、最新鋭のステルス戦闘機F-35Bの導入で強力な打撃力を保有することになろう』

巡航ミサイル監視、追跡用無人飛行船「JLENS」の行方

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係留気球から敵軍の状況を偵察しようと云う試みは、220年前のフランス革命で初めて行われた。その後、日露戦争の旅順攻略戦でも港内に停泊するロシア艦隊を日本軍が気球で監視した、と伝えられる。このアイデアが、巡航ミサイル迎撃の手段として再登場、

代理出産、人工授精、体外受精・・・。生殖医療の議論から逃げるな

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科学や医学の進歩によって法律が想定しない事態が次々と起きて法整備が追いつかない。どうルール作りを進め、高度な技術を活用したらいいのだろうか。最近、こんな思いを強くしている。

 たとえば遺伝子を特定するDNA鑑定。これによって血縁関係のないことが明らかになった場合、法律上の父子関係を取り消せるのかどうかが、2つの裁判で争われている。

スホーイPAK-FA/T-50ステルス戦闘機が着陸時に火災

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事故が起きたのは去る6月10日、PAK-FA/T-50型機の飛行試験用5機の内の1機「T50-5」号機が、飛行を終えモスクワ郊外にあるジューコフスキー(Zhukovsky)空軍基地に着陸した直後のことである。

米空母打撃群(CSG)に挑戦する中国の巡航ミサイル

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米国の軍事アナリストが「西太平洋上で中国軍の巡航ミサイル配備が著しく増強され、米国および同盟諸国は脅威に曝されている」との報告書を出した。6月になり米国のメデイアが相次いで報じた。

先進技術実証機「ATD-X」(心神)、今年末に初飛行

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小野寺五典防衛相は去る4月10日の参議院外交防衛委員会で、『将来の国産ステルス戦闘機「F-3」の試作機となる「先進技術実証機”ATD-X”(心神)」の初飛行を今年末までに実施する』と明言した。