投稿者: 松尾 芳郎

英グラスゴー上空でUFOが旅客機と異常接近

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英国民間航空局の関係機関、”ニアミスの事実検証と原因究明および再発防止策を建議する組織”である「英国ニアミス調査委員会(UK Airpox Board)」は、昨年(2012)12月2日に起こったニアミスに付いて報告書を発表した。その内容はこうである。

パイロットが管制塔に「たった今自分の真下400 フィート(130m)を何かが通過した」と通報した。しかし管制官が調べても、また、それ以降詳細な調査を行っても、事件発生時に付近を飛行する物体は何も発見できなかった。

B787駐機中に火災発生(第1報)

駐機中のエチオピア航空787型機が、ロンドン・ヒースロー空港で7月12日午後(現地時間)火災を起こした、とBBC放送等有力メデイアが一斉に報じた。それによると、垂直尾翼付根前方の胴体外板に数メートルにわたり焼け焦げの跡が見える。事態を重く見た米国FAA(連邦航空局)、NTSB(国家運輸安全委員会)は現地に調査官を派遣しイギリス航空当局の原因調査に協力する

空自機の緊急発進回数さらに増加

防衛省統合幕僚監部は7月10日「2013年4~6月の航空緊急発進(スクランブル/scramble)は115回となり前年同期比で40%増えた」と発表した。この時期としては2005年以降で最多となる。如何に我が国周辺の緊張が高まってきているかが判る。
国別でみると対中国機が69回、前年同期は15回だったので4倍以上に増加した。対ロシア機は31回で、昨年同期の62回から半減した。残りは対北朝鮮機の9回、その他となっている。
空自の配備方面別に見ると、沖縄那覇基地の南西航空混成団からの発進が最も多くて75回(前年同期は19回)、続いて北部航空方面隊が20回(同39回)、中部航空方面隊が14回(同12回)等となっている。

米海軍の無人艦載機X-47Bが初飛行

X47B

ノースロップグラマンが開発中のX-47B無人機が2011年2月4日午後、カリフォルニア州エドワーズ(Edwards)空軍基地で初飛行に成功した。

試作1号機[AV1]は、同基地ランウエイ4Rを180ktの速度で離陸し5000ft(1700m)に上昇240ktに加速、飛行中はランデイングギアを出したまま速度を160ktおよび140ktに落とし操縦特性を確認しながら基地上空を周回し、29分後に着陸した。

着陸は、空母着艦を想定して行われ、ランウエイ中心線上で目標着地点の20m手前に正確に着地。これは空母艦上に設置されているアレステイングワイヤの1本目に相当する位置で、これで搭載されているフライトコントロール用ソフトウエアの完成度の高さが証明された

世界最大の輸送機アントノフ[An-225] !

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世界最大の輸送機アントノフ[An-225]は、昨年2月防衛省のチャーターで成田に飛来したので日本でも知られている。この飛行機は重量物の輸送で活躍していて、最近でもニューヨーク州北西にあるナイアガラフォール空港に着陸、大型コンプレッサーを積込みサウジアラビアに輸送している。

アントノフ[An-225]はロシア製、大型エンジン6基を装備、大型タイアを32本備え、重量物を胴体に積み込んで長距離輸送ができる世界最大の輸送機だ。

高性能を誇る海自救難飛行艇US-2

波消し装置

US-2は、前身のやはり新明和工業製であるUS-1Aの改良型で、2006年から海上自衛隊岩国基地に納入開始、以来救難業務に当たっている。最近では2013年6月21日に、宮城県金華山沖1,200kmの海上で遭難漂流中のヨット乗組員2名を救助したことで話題になった。この時は厚木基地からP-3C哨戒機とUS-2がペアを組み出動したが波高が高く着水を断念帰投、このため直ちに2組目のペアが出動しUS-2が風速16-18m、波高3-4mの中で見事着水に成功、遭難者を救助した。