投稿者: 松尾 芳郎

JAXA補給機”HTV4”、国際宇宙ステーション”ISS”に到着

HTVが2段ロケットから分離

2013年8月4日午前5時前にH-IIBロケット4号機で種子島宇宙センターから打上げられた補給機「こうのとり4号機」”HTV4”は、予定通り15分後に切り離され、軌道を修正しながら国際宇宙ステーション”ISS”に向け飛行を続け、同9日午後8時過ぎに”ISS”のロボットアームに保持された。ついで8月10日午前1時過ぎに”HTV4”と”ISS”「ハーモニー」間の共通結合機構(CBM=Common Berthing Mechanism)のボルト締結が終了、午前3時半過ぎには”HTV4”の与圧部の起動が終わり”ISS”との結合を完了した。

火星に彗星が接近中、衝突するか?

火星、彗星接近

本稿は、NASA Science News, March 27, 2013, “Collision Course? A Comet Heads for Mars”, Author: Dr. Tony Phillipsの大要である。同氏が動画で説明する音声の大意を邦訳したもの。

JAXA新型ロケット「イプシロン」を8月22日に打上げ

イプシロンロケット

去る5月21日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、開発中の固体燃料ロケット「イプシロン」(Epsilon Launch Vehicle)を8月22日の午後鹿児島県内之浦から打上げると発表したが、27日に延期され、これも再度延期とななったが、何れにしても数日中には発射される予定。

海上自衛隊も空母時代、到来

181ひゅうが

平成22年(2010)と同24年(2012)に各1隻が認められ建造中の基準排水量19,500㌧型護衛艦の1番艦22DDH 183は8月6日に進水。進水式はジャパンマリンユナイテッド社磯子工場で午後3時15分から挙行され、艦名は「いずも」命名された。本艦は「ひゅうが」級護衛艦の拡大改良型で、本格的なヘリ空母タイプ、進水後艤装が行なわれて2015年3月には就役する予定。2番艦の24DDH(艦番号184)の完成予定は2017年。

英グラスゴー上空でUFOが旅客機と異常接近

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英国民間航空局の関係機関、”ニアミスの事実検証と原因究明および再発防止策を建議する組織”である「英国ニアミス調査委員会(UK Airpox Board)」は、昨年(2012)12月2日に起こったニアミスに付いて報告書を発表した。その内容はこうである。

パイロットが管制塔に「たった今自分の真下400 フィート(130m)を何かが通過した」と通報した。しかし管制官が調べても、また、それ以降詳細な調査を行っても、事件発生時に付近を飛行する物体は何も発見できなかった。

B787駐機中に火災発生(第1報)

駐機中のエチオピア航空787型機が、ロンドン・ヒースロー空港で7月12日午後(現地時間)火災を起こした、とBBC放送等有力メデイアが一斉に報じた。それによると、垂直尾翼付根前方の胴体外板に数メートルにわたり焼け焦げの跡が見える。事態を重く見た米国FAA(連邦航空局)、NTSB(国家運輸安全委員会)は現地に調査官を派遣しイギリス航空当局の原因調査に協力する

空自機の緊急発進回数さらに増加

防衛省統合幕僚監部は7月10日「2013年4~6月の航空緊急発進(スクランブル/scramble)は115回となり前年同期比で40%増えた」と発表した。この時期としては2005年以降で最多となる。如何に我が国周辺の緊張が高まってきているかが判る。
国別でみると対中国機が69回、前年同期は15回だったので4倍以上に増加した。対ロシア機は31回で、昨年同期の62回から半減した。残りは対北朝鮮機の9回、その他となっている。
空自の配備方面別に見ると、沖縄那覇基地の南西航空混成団からの発進が最も多くて75回(前年同期は19回)、続いて北部航空方面隊が20回(同39回)、中部航空方面隊が14回(同12回)等となっている。

米海軍の無人艦載機X-47Bが初飛行

X47B

ノースロップグラマンが開発中のX-47B無人機が2011年2月4日午後、カリフォルニア州エドワーズ(Edwards)空軍基地で初飛行に成功した。

試作1号機[AV1]は、同基地ランウエイ4Rを180ktの速度で離陸し5000ft(1700m)に上昇240ktに加速、飛行中はランデイングギアを出したまま速度を160ktおよび140ktに落とし操縦特性を確認しながら基地上空を周回し、29分後に着陸した。

着陸は、空母着艦を想定して行われ、ランウエイ中心線上で目標着地点の20m手前に正確に着地。これは空母艦上に設置されているアレステイングワイヤの1本目に相当する位置で、これで搭載されているフライトコントロール用ソフトウエアの完成度の高さが証明された

世界最大の輸送機アントノフ[An-225] !

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世界最大の輸送機アントノフ[An-225]は、昨年2月防衛省のチャーターで成田に飛来したので日本でも知られている。この飛行機は重量物の輸送で活躍していて、最近でもニューヨーク州北西にあるナイアガラフォール空港に着陸、大型コンプレッサーを積込みサウジアラビアに輸送している。

アントノフ[An-225]はロシア製、大型エンジン6基を装備、大型タイアを32本備え、重量物を胴体に積み込んで長距離輸送ができる世界最大の輸送機だ。