メキシコ最大のLCC(格安航空会社)、『ビバ・アエロバス』、エアバス両社は10月21日、エアバスから次世代中型機A320neoシリーズなど52機を購入する契約に調印したと発表した。契約総額は公表機体価格換算で51億ドル。エアバスが中南米市場で獲得した契約としては過去最大。使用中のボーイングB737クラシックの後継機。米国の裏庭、メキシコ市場でボーイングは大型契約獲得競争でライバルに屈した格好だ。
投稿者: 松尾 芳郎
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ボーイング747-8型機、減産体制へ。10年以内に曲がり角
ボーイングがジャンボ最新型シリーズの月産能力を縮小する。同社が10月18日発表したところだと、B747-8型機について2015年を通じ、月間1・5機の生産に留めるという。超大型機に対する市場の需要がこのところ低迷しているのに対応するする措置だ。同型機の将来についてボーイング民間航空機・営業企画担当のランディ・ティンセス上級部長は揺るがないとしている。しかし、ライバルのエアバスA380型機に競争力を失いつつあり、自社の次世代型B777-Xシリーズと市場が重複する等、前途は厳しいとの見方が少なくない。1970年、大量航空輸送時代の先駆者としてデビューしたB747型機も向こう10年以内に生産継続か否かの重大な曲がり角を迎えそうだ。
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『4,5年以内に民間航空機メーカー、No1奪還。エアバス、ボーイングに挑戦状』
『4、5年以内に民間航空機メーカー、No1の地位を奪還』ーエアバスのファブリス・ブレジュエCEO兼社長がボーイングに挑戦状を突きつけた。独の有力メディアが報じた。ボーイング製旅客機が寡占していた日本市場で、次世代広胴型機、A350XWB型機の大規模売り込み成功が同社を勢いずけている。自信の背景はA350XWB型機が先行していたライバルのB787″ドリームライナー”を完全に射程内に捉え、加えて次世代、狭胴型機売り込み競争でエアバスA320neoシリーズがボーイングB737MAXシリーズに現時点で6対4の大差をつけた事だ。守勢に回ったボーイングはドル箱機体、B777型機で革新技術採用の次世代型への飛躍を決め、来月、有力航空会社を取り込み、反撃に出る。”ボーイングvs.エアバス戦争”は世界市場制圧の主導権を巡り火がつきそうだ。