160機、440億ドルを受注。エアバス、ドバイ航空ショーの戦果


2012-11-21       ジョン・ボスニッチ(ベオグラード)

エアバスは11月21日までに、湾岸、アラブ首長国連邦で開催した『第13回ドバイ航空ショー』での航空機売り上げ実績を取りまとめた。

それによるとA380、A350XWB型機を中心に160機の売り込みに成功し、機体公表価格換算で440億ドルの売り上げを達成したという。

機種別の販売実績は確定発注が広胴型機関連がA-380型機が50機、A350XWB型機が50機(ー900が40機、1000が10機)、ナロー・ボディー(1通路設計)がA321neo型機が26機、A320neo型機が10機、大型貨物専用機A330-200F型機が6機ー142機だった。

MOU(購入覚え書き)扱いでいずれ時期をみて確定発注にかわる契約分として18機、36億ドル相当が含まれる。

航空会社別では最大の顧客はエミレーツ航空でA380型機を50機、確定発注した。次いでエティハド航空がA350XWB型機、50機を筆頭に87機を確定発注、カタール航空の貨物専用機、A330-200F型5機が目立つ。

ボーイングが開発計画を内外に正式宣言したB777-Xシリーズの華々しい発表で多少スポットライトが外れた格好のエアバスだが、A380、A350型両機種の着実な受注はライバル、ボーイングも無視できない。

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