カテゴリー: 航空と宇宙

スペインのアクスター社がハイブリッド電動航空機を試作 —186席級狭胴型旅客機の実現に繋がるかー

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スペインのハイブリッド電動軽飛行機開発会社「アクスター・エアロスペース(Axter Aerospace)」と米国の「ライト・エレクトリック(Wright Electric)」社は共同で2019年に9席型ハイブリッド電動航空機を試作する。そしてこれを基にして最終的には186席級の狭胴型旅客機の開発を目指している。

小惑星探査ミッション、JAXA「はやぶさ2」とNASA「オシリス・レックス(OSIRIS-Rex)」

小惑星帯

最近「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に到達したと云うニュースに接するが、同じような探査機NASAの「オシリス・レックス」も同じ小惑星帯の「ベニュー」に間も無く到着する。探査機を小惑星帯に送る目的は、ここにある太陽系生成の過程から取り残された小さな惑星や岩石のかけらを調べることで、地球の歴史、生命創造の過程を知る手がかりを得ようと云うことにある。

10月の我が国周辺における中露両軍の活動

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防衛省幕僚監部が10月中に発表した中国、ロシア両軍の我が国周辺における活動をまとめて報告する。

中国軍の動きはやや控えめであったが、これは米中の貿易摩擦が激化したのに伴い、我国との間の緊張緩和を狙う姿勢とも受け取れる。しかし尖閣諸島近海では、準軍事組織である海警局の武装船舶が連日のように領海侵犯を繰り返している。

名古屋中部国際空港「セントレア」に ”ボーイング787” 試作1号機が展示

787展示式典

去る10月12日(金)に、新しく完成した展示館“フライト・オブ・ドリームズ(Flight of Dreams)”の中央にボーイング787試作1号機「ZA001」が展示された。ボーイングによると、これは、単に飛行機を展示するだけでなく、長年にわたるボーイングと日本の特別な協力関係に応える意味で展示したもの。

米空軍、大型ロケット開発で「ブルー・オリジン」、「ノースロップ・グラマン」および「ULA」を選定

ニューグレン

米空軍は、ロシア製RD−180エンジンに依存してきた打上げロケットを「LSA 」計画で国産化を進めてきた。これに基づいて10月10日に、3社と合計20億ドルで6年以内に試作機を開発する契約を結んだ。試作機完成後、第2フェイズの審査を行い2社に絞り、それらが空軍の重要ペイロードの打上げを担当することになる

“サンフランシスコ空港への夜間着陸であわや大事故”-NTSBの調査

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2017年7月7日の深夜、エアカナダのエアバスA320がサンフランシスコ空港に進入・着陸する際、許可されたランウエイでなく隣のタキシーウエイに着陸を試み、接地直前に間違いに気付き着陸復航し事なきを得た。本インシデントの原因究明に取組むNTSB(国家交通安全委員会)は、2018年9月25日に会議を開き、討議を行った。この会議は公開され委員会外の傍聴も許された。

ボーイング、米空軍の次期高等練習機「T-X」を受注 —艦載用無人タンカー”MQ-25”、“次期汎用ヘリ”MH-139”に続く大型受注—

セントルイス上空のT-X

米空軍は、当初次期訓練機「T-X」に関し、ボーイングの「T-X」475機とシミュレーター120台を92億ドル(約1兆円)で納入可能との提案を採用した。これは、機体・製造工程開発に関わる費用と120台のシミュレーター価格を別にすると、1機当たり1,900万ドル(21億円)ほどになり、機体価格としては驚くべき低価格である

JAXA、H-IIB ロケットで宇宙ステーション補給機7号機(HTV7 「こうのとり」)を打上げ

打上げ態勢のH-IIB

JAXAと三菱重工は、種子島宇宙センターから平成30年9月23日早朝2時52分に、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(以下HTV 7)を搭載した「H-IIB」ロケットを打上げた。「H-IIB」は予定通り飛行し14分59秒後「HTVー7」を分離、9月28日3時過ぎにISSに到着した。

「平和条約締結」提案の一方で、活発な動きをするロシア軍

12日ウダロイI級548

,プーチン大統領は9月11日ウラジオストックで行われた安倍首相との会談で「前提条件なしで平和条約を結ぼう」と提案した。一方で首脳会談の数日前には、日露戦争以来と云われる28隻のロシア大艦隊がオホーツク海から宗谷海峡を抜け日本海に入った。その後も我国周辺でのロシア軍の動きは活発で、我が国に対する軍事的圧力が続いている。

F-35戦闘機の開発完了と経緯 —18年の歳月と3兆7,000億円を投入—

F-35B

米国防総省がF-35の「開発」/ [SDD]をロッキード・マーチン社に期間10年、費用190億ドルで発注したのは2001年であった。それが3機種同時開発に変更になったため、期間は18年に伸び、開発費は340億ドル(3兆7,400億円)に膨らんだ。開発に関わる試験飛行は2018年4月に完了し、これからは「開発/SDD」で積み残した不具合箇所の改善に取組むことになる。