
東京モノレール(社長:中村弘之)が17年ぶりに新型車両導入を決め、9月10日発表した。”スマートモノレール”を設計のコンセプトに置き、乗客目線で内外の利用者に羽田往復の快適空間を提供する。2014年7月に営業運転に投入、順次、旧型車量から更新していく。2020年の東京五輪開催が決まり、羽田空港は国際線を含むハブ空港機能見直しが必至で、第5滑走路、新設等利用者の増加に見合うアクセス対策が急がれる。新型車両導入はこうした要請に応える一方、ルートが競合する京浜急行羽田線への挑戦状だ。
Su-34や最新のT-50 PAK FAなどの戦闘機開発でロシア空軍を支えるスホーイ(Sukhoi)社は良く知られている。しかしその子会社スホーイ民間航空機(SCAC)が、2000年から100席クラスのリージョナル機を開発していることは、日本では余り話題にされていない。
スホーイ・スーパージェット100と呼ばれるこの機体は操縦系統にフライバイワイヤ(fly-by-wire)を採用し、欧米の技術を多く取入れ、西側への拡販を目指している。すでにロシア国内で数社に採用され、ラオスとインドネシアにも引渡しが始まっている。先月行なわれたメキシコのLCC(low cost carrier)インタージェット(intejet)社への2機の引渡しは、本格的な西側進出の始まりとして関係者の注目を集めている。