カテゴリー: 航空と宇宙

ハワイのV-22オスプレイ事故は、エンジンの砂塵吸込みが原因?

V-22ランデイング

米海兵隊所属の3機のオスプレイが、オアフ島(Oahu, Hawaii)ワイマナロ(Waimanalo)ベローズ空軍基地(Bellows Air Force Station)で着陸訓練を行っている際に、突然1機が高度を失ってハード・ランデイング/火災となった。搭乗兵士2名が死亡、パイロット2名を含む20名が負傷した。

エアバス、生産増に対応するため超大型貨物機を開発

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エアバスでは、今後のA350XWB機の生産増と狭胴型機の受注増に対応するため、新たに現用「ベルーガ」より大きい「ベルーガXL」の開発を決めた(2015年11月)。「ベルーガXL」は、A300型機より大型のA330-200F貨物機をベースにし、貨物室容量を「ベルーガ」より3割ほど大きくする。

火星有人探査には原子力ロケット[NTR]が有望

火星有人探査機

NASAは「熱・核ロケット(NTR)」を使って2033年に有人火星探査を行うことを目指している。「熱・核ロケット(NTR)」は、同じ推力を出すのに「化学燃料ロケット」に比べ重さは半分で済む。

打楽器を演奏するドローン

ドローン

ドローンと言えば、偵察や犯罪捜査など写真撮影に使われることが多いが、ここに紹介するドローンは打楽器演奏を見事にこなしている。

これを作ったKMEL Robotics社は、2011年にペンシルベニア大学修士課程終了の2人がフィラデルフィア(Philadelphia)で創立した企業で、複数の超小型多ローター・ドローンを使い高機能の連携飛行をする技術が特色だ。

我国にとって直接の脅威、中国の弾道ミサイルと巡航ミサイル

DF-16 MRBM

日本に直接脅威となるとみられるのが、DF-16やDF-21 という射程が2000km前後の短・中距離弾道ミサイルだ。配備数が多く、日米のミサイル防御システム(BMD)では対処しきれないほどの[飽和攻撃]ができる。・・・脅威の大きさの割に日本では対策がほとんど議論されておらず、問題にふたがされている感がある

米国防総省、アジア・太平洋で戦力増強を決定

海軍力比較

世界平和と安定のため、米軍事力の派遣を求める声は多い。米国防総省はその中でもアジア・太平洋を最重点地域と位置ずけ、最新の艦艇と航空機を投入し戦力を増強することを決めた。去る8月初めに公表された米国防総省の「アジア太平洋地域の海洋保全戦略(Asia-Pacific Maritime Security Strategy)」で明らかになった。

ラスベガスで起きた英国航空ボーイング777型機のエンジン火災

BA777@Vegas

去る9月8日ラスベガス・マッカラン(Las Vegas McCarran)空港で、英国航空のフライトBA-2276、ボーイング777-200型機(登録記号G-VIIO)がロンドン ガトウィック(London Gatwick)空港に向けて出発する際に、左側エンジンの火災のため離陸を中断した。

以下は9月15日付け「The Aviation Herald」に記載された本事故に関わる概要である。

アラスカ沖に進出した中国艦隊、沖縄列島を通過し基地に帰還

中国艦隊航路

防衛省統合幕僚監部の発表によると(27-09-11)、去る9月11日(金)午前11時、5隻からなる中国艦隊が二手に分かれて沖縄列島を通過、東シナ海および南シナ海に向かった。この艦隊は1か月前に沿海州で島嶼上陸演習を行い、オホーツク海から太平洋、アラスカ沿岸に進出して本国帰還の途中沖縄列島を通過したもの。

中国の軍備拡張と我国の対応・2016年度防衛費

日本/中国国防費比較

中国は株価下落、不動産バブルの崩壊、などの経済的問題を抱えながら依然として国防費を毎年10%の割合で増やし続けている。これに対し我国は、厳しい予算上の制約で国防費はほとんど横ばいの状況だ。

しかし政府は周辺の安全保障環境の激変に対抗するため、米国との防衛協力を一段と強めるべく施策を進め、国内では防衛力の効率的運用ができるよう組織の改変と装備の近代化を進めている。

第5世代ステルス戦闘機T-50、ロシアMAKS航空ショーでデモ飛行

T-50の離陸

ほぼ2年毎に開催されるロシア恒例の航空ショー”2015年国際航空宇宙ショー「MAKS-2015」“は、去る8月25-30日の間、モスクワ郊外のジュウコフスキー(Zhukovsky)空軍基地で開催された。注目されたのはスーホイ(Sukhoi)が開発中の次世代型ステルス戦闘機「PAK FA T-50」の現状だ。