カテゴリー: 防衛

マレーシア、日本に対潜哨戒機P-3Cの供与を要請

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日経紙によると、マレーシア政府は、緊張高まる南シナ海の警備のため、日本に対し退役したP-3C哨戒機の譲渡を要請した。両国が合意した場合、日本側は機密事項となるレーダー等を事前に取外してから供与ということになる。担当する防衛装備庁は機数について触れていないが、マレーシア側は4機を希望している模様。

防衛省、「トマホーク」巡航ミサイルの導入を検討

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5月7日から9日に掛けデフェンス・インダストリー・デイリー(Defense Industry Daily)を含む米国メデイアは相次いで、『日本は、北朝鮮からの弾道ミサイル攻撃を防ぐため、発射地点を事前に撃破できる「トマホーク(Tomahawk)」巡航ミサイルの導入を検討中』と報じた。

F-3戦闘機は日英共同開発になるか?

RAF 16-10-27三沢基地

航空自衛隊のF-2戦闘機は2030年代の退役が予定されている。この更新として新戦闘機F-3が検討されているが、日本・英国の共同開発になるかも知れない。これは最近の防衛技術開発で両国の協力関係が進む中で浮上した案で、今年3月16日防衛装備庁から“お知らせ”として公表され、関係者を驚かせている。

ロシア軍機、頻繁に我国周辺の領空に接近

04-11ロシア機航跡

北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験の準備、さらには新型弾道ミサイルの公開などに目を奪われる昨今だが、一般にはほとんど報じられなかったロシア軍機による度重なる我国防空識別圏内の飛行・領空接近のニュースがある。

平成28年度(2016)の緊急発進は過去最多

緊急発進回数推移

防衛省統合幕僚監部の発表(29-04-13)によると、平成28年度(2016-04-01から2017-03-30)の航空自衛隊戦闘機による緊急発進(スクランブル)回数は1,168回に達した。他国機による領空侵犯を防ぐため緊急発進を開始した1958年(昭和33年)以降で、最多となった。

防衛省、川重製「C-2」輸送機の開発完了、配備を開始

C-1初号機と3号機

防衛省は3月27日に川崎重工製、日本最大の航空機「C-2」輸送機の開発を完了したと発表した。2001年に開発がスタートしてから16年を経てやっと完成したことになる。翌3月28日には鳥取県美浦基地第3航空輸送隊に3機が配備され、2018年9月まで運用試験を行った後、実際の輸送任務につく。

海自ヘリ空母「いずも」、南シナ海を歴訪後インド洋での3カ国合同演習に参加

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3月14日付けロイター(Reuters)通信は、複数の情報筋からの話として「Japan plans to send largest warship to South China Sea, sources say (日本は最大のヘリ空母を南シナ海に派遣を計画)」と題して次のように報じている。実現すれば戦後最大の日本艦隊の行動となる。

レオナルド、次世代型テイルトローター機「NGCTR」の開発へ

レオナルドNGCTR機

アグウスタ・ウエストランド社ことレオナルド・ヘリコプター社が作る双発のテイルトローター機「AW609」はベル・ボーイング製V-22オスプレイに似ているが小型の民間用テイルトローター機である。レオナルド社は、初飛行から14年経過してやっと型式証明取得の目処がついたのを受けて、この程同形式の大型輸送機 (NGCTR) の開発構想を発表した。

トランプ大統領、国防費増額を議会に提案

米国軍事費2015

ドナルド・トランプ大統領が国防費を前オバマ政権の提示額対比で540億ドル、すなわち3%、増額するよう議会に提案した。これに対し、議会から非軍事費枠の削減に繋がるとして大きな反対がでているが、一方国防費増額を求める議員からは増額幅が少なすぎる、との非難の声が上がっている。

中国軍機と艦艇、最大規模で沖縄列島から太平洋に進出、反転

3月2日y-8

統合幕僚監部によれば、2日午前から午後にかけて中国軍機合計13機が東シナ海から沖縄本島と宮古島の間の上空を通過、太平洋に進出、その後反転し引き返した。那覇基地の航空自衛隊戦闘機が緊急発進し、領空侵犯に備えた。同日宮古島近くの太平洋上で中国海軍のミサイル駆逐艦、フリゲートなど3隻が演習を行った。