カテゴリー: 防衛

民間航空輸送における技術進歩の足跡(その1)

1定期航空路線網

民間航空が始まってから100年になるが、この間で飛行機の進歩は、速度、航続距離、安全性、大きさなど全ての面で著しい進歩を遂げた。これに寄与したのは、構造、流体力学、エンジン、電子システム、などにおける技術革新である。航空輸送業界を今日の世界的規模に押し上げた大きな要因は、これら技術革新と言える。

ロシア太平洋艦隊、旗艦を含む艦艇が日本海から対馬海峡を南下

スラバ011

防衛省統合幕僚監部の発表(平成27-11-05)によれば、11月4日(水)午前10時半頃、ロシア太平洋艦隊所属の「スラバ」級ミサイル巡洋艦1隻、「ソブレメンヌイ」級ミサイル駆逐艦1隻、「ボリスチリキン」級補給艦1隻、「イングル」級救難曳船1隻、の合計4隻が、日本海から南下東シナ海に入った。

ロシアTu-142型哨戒機、日本海で米空母ロナルド・レーガンに異常接近

10-27Tu-142

10月27日、統合幕僚監部は日本海で我が国防空識別圏に2機のロシア機が侵入したため空自戦闘機を緊急発進し対応したと発表。同日米第7艦隊司令部は、日本海で演習中の空母ロナルド・レーガンに2機のロシア機が異常接近してきたのでF/A-18E/F戦闘機を緊急発進させ警戒に当たった、と発表した。諸般の経緯から両事件は同一であったと考えられる。

ハワイのV-22オスプレイ事故は、エンジンの砂塵吸込みが原因?

V-22ランデイング

米海兵隊所属の3機のオスプレイが、オアフ島(Oahu, Hawaii)ワイマナロ(Waimanalo)ベローズ空軍基地(Bellows Air Force Station)で着陸訓練を行っている際に、突然1機が高度を失ってハード・ランデイング/火災となった。搭乗兵士2名が死亡、パイロット2名を含む20名が負傷した。

我国にとって直接の脅威、中国の弾道ミサイルと巡航ミサイル

DF-16 MRBM

日本に直接脅威となるとみられるのが、DF-16やDF-21 という射程が2000km前後の短・中距離弾道ミサイルだ。配備数が多く、日米のミサイル防御システム(BMD)では対処しきれないほどの[飽和攻撃]ができる。・・・脅威の大きさの割に日本では対策がほとんど議論されておらず、問題にふたがされている感がある

米国防総省、アジア・太平洋で戦力増強を決定

海軍力比較

世界平和と安定のため、米軍事力の派遣を求める声は多い。米国防総省はその中でもアジア・太平洋を最重点地域と位置ずけ、最新の艦艇と航空機を投入し戦力を増強することを決めた。去る8月初めに公表された米国防総省の「アジア太平洋地域の海洋保全戦略(Asia-Pacific Maritime Security Strategy)」で明らかになった。

アラスカ沖に進出した中国艦隊、沖縄列島を通過し基地に帰還

中国艦隊航路

防衛省統合幕僚監部の発表によると(27-09-11)、去る9月11日(金)午前11時、5隻からなる中国艦隊が二手に分かれて沖縄列島を通過、東シナ海および南シナ海に向かった。この艦隊は1か月前に沿海州で島嶼上陸演習を行い、オホーツク海から太平洋、アラスカ沿岸に進出して本国帰還の途中沖縄列島を通過したもの。

中国の軍備拡張と我国の対応・2016年度防衛費

日本/中国国防費比較

中国は株価下落、不動産バブルの崩壊、などの経済的問題を抱えながら依然として国防費を毎年10%の割合で増やし続けている。これに対し我国は、厳しい予算上の制約で国防費はほとんど横ばいの状況だ。

しかし政府は周辺の安全保障環境の激変に対抗するため、米国との防衛協力を一段と強めるべく施策を進め、国内では防衛力の効率的運用ができるよう組織の改変と装備の近代化を進めている。

安保法案報道に見る“新聞の自殺”・報道は公正で正確か?

「新聞は嘘を書く。なぜ、安保法案反対派の声や集会だけを取り上げるのか。どうして賛成派の声や集会を取り上げないのか。公正ではない」。大学生にマスメディアについての意見を聞いたレポートの中の一節である。他にも同じ意見があった。

ある放送局の控え室でも音楽関係の女性から「私は沖縄出身です。沖縄の二紙は偏っています。普天間基地の移設でも、安保法案でも反対派の声だけを取り上げます。本土の新聞も同じです。おかしい」と話しかけられた。

第5世代ステルス戦闘機T-50、ロシアMAKS航空ショーでデモ飛行

T-50の離陸

ほぼ2年毎に開催されるロシア恒例の航空ショー”2015年国際航空宇宙ショー「MAKS-2015」“は、去る8月25-30日の間、モスクワ郊外のジュウコフスキー(Zhukovsky)空軍基地で開催された。注目されたのはスーホイ(Sukhoi)が開発中の次世代型ステルス戦闘機「PAK FA T-50」の現状だ。