カテゴリー: 防衛

オシュコシュ2015航空ショーのトピックス (その2)

B-52H飛来

世界最大の規模を誇る飛行機の祭典、全米試作機協会主催の航空ショー(EAA AirVenture Oshkosh)が、今年も7月20-26日の間ウイスコンシン州オシュコシュで開かれた。参加者は55万人、ウイットマン飛行場の発着回数は16,000回を超え新記録となった。

オシュコシュ2015航空ショーのトピックス (その1)

ウイットマン・タワー

世界最大の規模を誇る飛行機の祭典、全米試作機協会主催の航空ショー(EAA AirVenture Oshkosh)が、今年も7月20-26日の間ウイスコンシン州オシュコシュで開かれた。55万人が参加し、ウイットマン飛行場の発着は16,300回に達し新記録となった。

中国艦艇、宮古海峡を通過し太平洋に進出

ジャンカイIIフリゲート549

防衛省統合幕僚監部の発表(27-07-18)によれば、海上自衛隊は、7月18日(土)午前10時半から午後4時半にかけて、中国海軍艦艇3隻が宮古島北東110 kmの海域を東シナ海から太平洋に向け南東に通過したことを確認した。今年に入って中国海軍艦艇が沖縄本島—宮古島間を通過、太平洋に進出したのはこれで4回目となる。

新型哨戒機P-1、英フェアフォード空軍基地で初の展示飛行

P-1_02600

海上自衛隊は新型哨戒機「P-1」2機を初めて海外の航空ショーに出展するため、英国のフェアフォード空軍基地に派遣した。ここでは例年世界最大の軍事航空ショー「王立国際軍事航空ショー(RIAT =Royal International Air Tattoo)」が行われるが、今年は7月17-19日に開催された。目的は、英空軍の次期哨戒機選定への採用の働きかけ。

今年4-6月の緊急発進と南西諸島の防空態勢

緊急発進回数

防衛省統合幕僚監部は「平成27年度第一四半期の緊急発進実施状況について」と題する報道資料を発表した(27-07-15)。内容は一部マスコミが紹介済みだが、ここに整理してみる。

発表は、中国軍機への緊急発進が増加している事実を述べるに止まっているが、中国の軍事的台頭はこれだけではない。

すなわち、連日のように海警局公船が尖閣諸島近辺の領海へ侵犯を繰り返し、さらに東シナ海日中中間線付近のガス田での軍事転用可能な大型プラットフォームの建設を急ぐ、などが行われており、地域の安全保障環境を著しく悪化させている。

ロシア海軍の艦艇多数が宗谷海峡を通過

11ロプチャー戦車揚陸艦055

衆議院での安保法制を巡る騒ぎの最中、7月10日から翌11日にかけてロシア海軍艦艇多数が北海道宗谷岬沖を通過、日本海に入った。

防衛省統合幕僚監部の7月13日発表によれば、10日(金)午前2時半から11日(土)午前7時半ごろにかけて、宗谷岬北東60 kmの海域を西進するロシア海軍艦艇合計12隻を発見、その後宗谷海峡を通過したことを確認した。

我が国北部の沿岸でロシア軍の活動が活発化

07-09ソブレメンヌイI級715

このところ北海道および本州東北部の沿岸空域と海上でロシア軍の動きが活発になっている。

統合幕僚監部によると((27-07-10),7月9日 (木)午前5時半から同11時にかけて、北海道宗谷岬の北東約60 kmの海域を西に航行し日本海に入るロシア海軍艦艇5隻を発見した。

ロシア空軍の電子情報収集機Il-20、今度は本州の日本海沿岸を飛行

07-07 Il-20の航跡

統合幕僚監部は7月7日に、ロシア空軍の電子情報収集機Il-20型機が本州日本海沿岸に沿い南下してから反転北上し、我が国の電子情報を収集した模様、と発表した。これは7月3日に起こった三陸海岸沖合の飛行に続く飛行である。

海自の最新鋭哨戒機「P−1」英国軍事航空ショウ「RIAT」に初参加

main_p-1

政府は新型哨戒機「P-1」2機を近く英国に派遣、英国が導入を検討している新型対潜哨戒機の候補として売り込みを図る。厚木基地所属の「P-1」は、7月17-19日に英国空軍の「フェアフォード(RAF Fairford)基地(Gloucestershire)」で開催される世界最大の軍用機ショウ「王立国際航空ショウ( RIAT)に2機で参加し、地上展示とデモ飛行を行う予定。

ロシア空軍電子情報収集機Il-20が本州三陸沖に飛来、電子情報偵察を行う

07-03ロシアIL-20航跡

防衛省統合幕僚監部は去る平成27年7月3日に、「同日ロシア空軍の電子情報収集機Il-20型機1機が、我が国北方領土択捉–国後間を通過し、本州三陸沖に飛来、同じ航路を引き返した。」と発表した。航空自衛隊戦闘機が緊急発進、本州領空への侵入を阻止したのは言うまでもない。