中国海軍とロシア海軍、日本海で島嶼上陸の合同演習開始

16日ウダロイI駆逐艦548

ウラジオストク発共同通信によれば、ロシア海軍と中国海軍は20日、ウラジオストク周辺の日本海で合同演習「海上連合-2015」を開始した。演習には対空、対艦、対潜水艦作戦に加え、合同で行う島嶼上陸訓練が含まれている。参加した中国艦隊7隻には大型揚陸艦2隻を含んでいることでも裏付けされる。これは中国が領有権を主張する我が国沖縄県尖閣諸島や南シナ海に点在する島々を念頭に置いた訓練と見られ、演習を通じて日本やアメリカを牽制、威嚇する狙いがある。演習は8月28日まで続けられる予定だ。

NASAとJAXAが航空機用に燃料電池推進システムを検討

コロンビア300

航空宇宙分野では宇宙船で燃料電池を使い始めてからすでに数十年になり、最近では無人機(UAV=unmanned air vehicle)で使う燃料電池とその燃料補給技術に関する研究が各方面で進められている。

電動航空機として、4人乗りの小型機から将来の長距離を飛ぶ大型旅客機まで、動力源として燃料電池が使えないか、の検討が始まっている。

水素貯蔵技術の進歩で無人機の性能が大幅アップ

IAI UAV

イギリスの“セラ・エナジー(Cella Energy)”社は、自社で開発した固形水素貯蔵装置を“イスラエル航空宇宙工業(IAI)”製の小型無人機“バード・アイ(BirdEye)”用燃料電池システムの動力源にする研究を始めた。“セラ”と“IAI”の共同研究は、米、イスラエル両国の関係公的機関が支援している。

地対空ミサイル「03式中距離対空誘導弾(改)」の開発は順調

03式対空誘導弾試験2014-07~10

陸上自衛隊では、来襲する敵巡航ミサイル、航空機の迎撃用として配備中の地対空ミサイル「改良型ホーク」を、順次「03式中SAM」に更新中である。その後継機「03式中SAM改」の完成を待って、全国に展開する7個高射特科群に「03式中SAM改」を配備する(2016年度開始)。