アルマ望遠鏡で、恒星表面の変動状況の観測に成功

巨大な星でも遠方にあるので肉眼では“点”にしか見えない。しかし望遠鏡を使えば別の姿を見せてくれる。南米チリにあるALMA望遠鏡を使って「かじき座」の星[R-ドラド(R-Doradus)]を観測した天文学者は、星の表面が巨大な高温の泡で覆われ、その泡が30日間隔で浮き沈みしている事を発見した。個々の泡は我々太陽の75倍もあり、恒星[ R-ドラド]の大きさは太陽の350倍で、地球の太陽周回軌道よりも大きい。約180光年の距離にある。
(Although stars are enormous, they are extremely far away, and appears as point sources in telescopes. Now astronomers have used Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA) to fined detail on the star R-Doradus and track its for 30 days. The images revealed giant, hot gas bubbles 75 times larger than the Sun. R-Doradus is 350 times larger than the Sun, and180 light-years away.)

シコルスキー、新型大統領専用ヘリコプター23機の納入を完了

新型大統領専用ヘリコプターは[VH-92A]、シコルスキー社が海兵隊から23機受注していたが、2024年8月19日に、23号機を完成、海兵隊に納入を完了した。1957年以来、大統領専用ヘリコプターは全てシコルスキー社が製造する機体で、運用は67年・海兵隊が担当している。(The U.S. Marine Corp. formally accepted the 23rd and final next generation VH-92A presidential helicopter build by Sikorsky, a Lockheed Martine Company, in recent ceremonies at Owego Facility, making a big milestone for the company, they have flown every U.S. President since1957, by Marine. )

令和6年8月、我国周辺での中露両軍および北朝鮮の活動と我国/同盟諸国の対応

令和6年8月、我国周辺における中露両軍および北朝鮮の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し各方面から多くの発表があった。今月の注目すべきニュースは次の通り。
(Military threats by Chinese, Russian Forces are tensed up more in August 2024. Japan and Allies conducted multiple large scale exercises for retaliation. Following are main issues. )

『日航・松尾ファイル』の出版(下) そこに中曽根政権の思惑があった

本稿は木村良一氏の寄稿です。 拙著のサブタイトル「日本航空はジャンボ機墜落事故の加害者なのか」に違和感を持った方も多いと思う。この私も墜落事故を起こしたのは日航で、日航は加害者だと考えていた。しかし、御巣鷹山のあの墜落事故の詳細を知る、元日航取締役(技術・整備担当)の松尾芳郎氏(93)からファイルを託され取材を進めていくと、その考えが間違っていることに気付かされた。誤解を恐れずに言えば、日航は加害者ではなく、被害者なのである。

ファンボロー、RIAT、オシュコシュ、3航空ショーの話題

2024年7月は、英国でファンボロー航空ショーと王立国際軍事航空ショー[RIAT]、および米国でEAAエア・ベンチャー・オシュコシュ・ショーが開催された。それぞれのショーで話題となった事例を紹介する。米航空宇宙誌「エビエーション・ウイーク」が2024年7月29日-8月11日号で「エア・ショー・ウイーク(Air Show Week)」として特集した記事をベースにして解説を試みた。

三菱電機、レイセオンと共同で[SPY-6]レーダーを米海軍に供給

三菱電機は米国のレイセオン(RTX )と、米海軍向けSPY-6(V)レーダー部品を供給する契約を締結した。これで三菱電機は米海軍向け装備品のサプライチェーンに参入することになる。三菱電機はこれまでも多くの分野でレイセオンと協力関係にあったが、今回の契約でさらに発展することになる。
(Mitsubishi Electric has engaged with Raytheon, an RTX business unit, to supply components for the SPY-6(V) radar for U.S. Navy vessels. The contract between two will enable Mitsubishi to begin preparations for making SPY-6(V) components to supply the U.S. Navy. Mitsubishi will participate in the U.S. Navy’s equipment supply chain business in the future.)