9月入学へチャンス到来 ‼ 教育界の悪弊除去、学校観の大変革へ

本稿は、鳥居徹夫氏の寄稿である。コロナの感染拡大の防止に向け、ほとんどの学校が休校となったことで、かねてより懸案となっていた「9月入学・始業」への移行の動きが急浮上した。児童生徒の日常から、学校が隔離されたのが、今回の感染拡大であった。その中で学校と教育が内在する多くの問題が浮き彫りにされた。「9月入学・始業」は、日本の教育のみならず、社会全体の「国際化」「多様化」を進展させる。コロナ感染防止のため、自粛などで社会全体の停滞を余儀なくされたが、「災い転じて福をなす」ではないが、9月入学始業への移行や教育の抜本改革につなげる好機でもあり、まさしくチャンス到来である。

令和2年4月、我が国周辺における中露両軍の活動

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統合幕僚監部が発表した中露両軍の活動は6件で、その中に中国海軍空母「遼寧」を中心とする空母打撃群が宮古海峡を航行、往復した動きがある。さらに台湾南方上空で中国空軍爆撃機などによる編隊演習、南シナ海では中国支配に対抗し米海軍がイージス艦による “航行の自由作戦”を実施した。

なぜ、人は新型コロナウイルスに過剰反応してしまうのか

本稿は木村亮一氏の寄稿です。毎朝のウォーキングで立ち寄る東京・西新宿の熊野神社で、鈴緒(すずのお)が取り外された。手水鉢(ちょうずばち)の周囲には縄が掛けられ、使えないようになっている。鈴緒は拝殿の鈴を鳴らすための縄やひもで、多くの人がこれをつかむことによって感染が広まると神社は考えたのだろう。手水鉢は手や口中を清める水を溜めた石の鉢だ。これも感染源になる危険性があるとみなされたのだと思う。

ドルニエ「シースター」水陸両用機の最新型が初飛行

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ドルニエ・シーウイングス(Dornier Seawings)が作る小型飛行艇「シースター(Seastar)」の最新版SN1003が、2020年3月28日にドイツ、オベルファッフェンホーヘンEDMO空港を離陸31分間の初飛行を行った。(The prototype SN1003, a new generation of the Dornier Seaster amphibian aircraft successfully performed first flight, 28, March 2020, at Oberpfaffenhofen Airport, Germany.The flight was held by Dornier Seawings test pilot for 31 minutes.)

NASA・スペースX、国際宇宙ステーション有人飛行を再開

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NASAとスペースX社は共同で、2011年以来途絶えていた米国による国際宇宙ステーション (ISS) への有人宇宙飛行を再開する。これはNASAの「Commercial Crew Program・民間宇宙飛行計画」に基づくもので、米国製のロケットで米国製の宇宙船を打ち上げ、宇宙飛行士を[ISS]に送る。これでスペース・シャトル中断以来、ISSへの乗員輸送をロシアに頼っていたのを、米国に取り戻す。(A new era of human spaceflight is set to begin as American astronauts once again launch on American rocket from American soil to the ISS as part of NASA’s Commercial Crew Program.)

令和元年度(2019)の緊急発進について

領空侵犯関連図

防衛省統合幕僚監部は令和2年4月9日付けで「令和元年度の緊急発進実施状況について」と題して報道向け資料を発表した。すでに周知の内容だが、ここに整理、取りまとめて紹介しよう。令和元年度の緊急発進回数は947回、前年度より52回減少するものの、過去3番目の多さであった。内訳は対中国機が71 %、他は対ロシア機であった。