インド海軍潜水艦爆発事故


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乗組員18人行方不明。搭載のミサイル,魚雷が次々誘爆

 

『ベオグラード発ジョン・ボスニッチ』インド海軍のスポークスマンは14日,インド西部ムンバイ海軍基地で停泊中の通常型潜水艦が爆発事故を起こし乗組員18人が行方不明だと発表した。潜水艦事故としては2000年8月,北極圏バレンツ海で起きた露海軍の巡航ミサイル原潜『クルスク』の悲劇に次ぐ事故となろう。爆発に伴う火災は消防隊の手で制圧されつつあるという。事故現場近くにいた数人が負傷し近くの海軍病院に収容されたと現地メディアが伝えた。事故に巻き込まれた潜水艦は露製のディーゼル推進『キロ級』通常型(排水量2,300トン)。長距離巡航ミサイル搭載のため,ロシアの造船所で改修し,3ヶ月前インド海軍に再度,引き渡したばかり。インド海軍に近い筋は同潜水艦は事故当時,艦内の兵器庫に魚雷,巡航ミサイル等を満載していたらしい。火災事故の原因はインド国防省の調査委員会が原因究明に着手したが,何らかの原因で魚雷,巡航ミサイルが次々に誘爆したと見られる。

現地TVは事故当時,撮影された凄まじい爆発事故を繰り返し報じている。目撃者は『空が一瞬,まばゆく輝きほぼ同時に耳をつんざく爆発音が轟いた。火柱が認められた』。爆発事故は現地時間の8月14日,未明発生。潜水艦の船体は大破し,船体は一部を残し海底部にかく座している。インド海軍はロシアが開発,製造したキロ級通常型潜水艦を現在,10隻保有。事故を起こした『シンドフラクシャク』はロシア・サンクトペテルブルグのアドミラルティ造船所で1997年建造された。乗組員は52人,最大速度19ノット、潜航深度は約300メートル。