ライアン航空、B737-800型機、5機追加発注


100th 737 Ryan Air Takeoff

 

[(Boeing)ライアン航空が発注したB737-800型]

2014年4月30日      Aaron Terruli

ボーイングは4月30日、世界最強のLCC(格安航空会社)、ライアン航空からB737-800型機、5機のの追加発注を得たと発表した。契約総額は4億5,200万ドル(公表機体価格換算)。同航空のB737-800型機は528機。次世代、B737NGの最大顧客の一つ。

今回の受注でB737型機の受注累計は11,000機以上に達する。受注残は3,200機を越えるという。

ライアン航空は、本拠地がアイルランド・ダブリン。発着枠の余裕が限られるハブ空港を外し、メガロポリス周辺の閑散空港の活用策の新戦略で急成長した。平均5年以下の機体の使用年齢を”売り”に発着ダイヤ厳守が乗客の支持の背景になっている。

歴史と伝統に安住してきた欧州航空界のビッグ・キャリヤーにとって今や侮りがたい存在。

ボーイングは大量の受注残と次世代エンジン搭載、B737MAX製造開始に備え、シアトルのレントン工場のB737型、月産能力を42機に引き上げた。