エアバス、A350XWB型機の砂漠・耐熱試験終了


2014年6月20日(JST.12:20)                         John Bosnitch

エアバスが開発中の次世代省エネ、広胴機A350XWBの耐熱試験が無事終了した。アラビア半島湾岸のUAE(アラブ首長国連邦)、アル・アインの砂漠地帯に隣接する空港を舞台に実施した。エアバスは6月19日迄に飛行、地上いずれの耐熱試験も合格したと公表した。

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[(AIRBUS)耐熱テスト飛行中のA350XWB(MSN003)]

耐熱テストの狙いは砂漠地帯等、高温気象条件(気温40℃以上)下でも機体の各種システム、エンジンが設計で想定した様に稼働するか否かのチェック。

例えば、機体を砂漠に近い場所で太陽光線を浴びて、数時間曝した後『クーリング・システム』の作動具合を調べたという。

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[(AIRBUS)米空軍マッキンリー過酷気象テスト場での酷寒気象テスト]

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[(AIRBUS)湿潤滑走路での水はけテスト]

今回の耐熱飛行テストに加え、米軍の過酷気象テスト場で酷寒時の試験等も終了している。2014年第3四半期の『型式証明取得』、同第4四半期のカタール航空へのA350XWB型初号機引き渡しは完全に視野に入った。

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[(AIRBUS)ILAベルリン航空ショーでカタール航空向けのA350XWB型機にご満悦のアンゲラ・メルケル独首相]