月別: 2020年8月

LiDARの開発と応用(第7回) -自動車への応用(その4)-

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2020年1月22日の第1回で紹介した様に、LiDARは、Light Detection and Ranging (光検出と測距)もしくはLaser Imaging Detection and Ranging (レーザー画像検出と測距)の略で、光を用いたリモートセンシング技術の一つである。今回は、自動車関連分野に関する応用で、自動運転のセンサーとしての日本およびアジアのLiDAR開発企業の紹介を行う。中国では、何社かのスタートアップ企業が生まれて来ており、多くの新製品も市場に投入されている。今回でLiDARの開発と応用のテーマでの最終回となる。これまで連載された拙著をお読み頂いた方には御礼申し上げます。

(As explained in the reports dated January 22 and April 11, LiDAR, the acronym of Light Detection and Ranging or Laser Imaging Detection and Ranging, is one of remote-sensing technologies applying optics. In this report, LiDAR vendors in Japan and China are introduced, and their technologies are mainly adopted by the autonomous driving. Many start-up companies are popping up in China, and not a few new products are introduced to the market. This report is the last of the LiDAR series, and would like to express my sincere gratitude to those who have read through this series.)

NASA、火星探査機「パーセビランス」到着予定は来年2月18日

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NASAの“火星2020ミッション (Mars 2020 Perseverance rover mission)” の火星探査機「パーセビランス(Perseverance・忍耐、頑張りの意)」は、2020年7月30日に打上げられ火星に向かう軌道上にある。「パーセビランス」はこれまで作られた中で最も精巧なローバー(rover)/地上走行車で、火星大気圏を飛行するヘリコプター「インジェニュイテー(Ingenuity・工夫の意)」を携行し、目的地「ジェゼロ・クレーター(Jezero Crater)」に着陸、半年間(火星時間)地上を走行し調査をする。(NASA’s Mars 2020 Perseverance rover mission was launched on July 30, 2020. The most sophisticated rover ever build, with the Ingenuity Mars Helicopter traveling with it, will search millions of kilometer over the next six months to Jesero Crater.)

NASA、トランジット系外惑星探査機「TESS」初回ミッションを終了 =新たに惑星66個と惑星らしきもの2,100個を発見=

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NASAは7月4日に、「トランジット系外惑星探査衛星 [TESS] / Transiting Exoplanet Survey Satellite」の「初回ミッション(Primary mission)」を終了した、と発表した。初回ミッションでは、星々の多い空域を2年掛けてほぼ75 %探査した。これで「TESS」は、太陽系外の他の恒星を回る66個の惑星と惑星らしきもの約2,100個を発見した。(On July 4, NASA’s TESS Satellite finished its primary mission, imaging about 75 % of the starry sky as a two-year survey. TESS has found 66 new exoplanet, worlds beyond our solar system, as well as about 2,100 candidates, astronomers are working to confirm.)

インフレ政策に針路を取れ ‼ いまこそ財政出動を

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿である。財務省は、コロナ第2波の収束後の増税シナリオを虎視眈々と狙っている。
日本の場合、国債を増発しても国内で消化する。国債を外国が購入しているわけではないので、ギリシアのように取り付け騒ぎとかパニックにはならない。
財務省は、国債残高が増えると長期金利が上がりインフレになるとメディアに訴え、国会議員などへのご説明をハシゴしてきた。ところがマイナス金利である。
ハイパーインフレどころか、毎年2%の物価目標も達成していない。まだまだ国債を発行できるし日銀券を印刷すれば国民生活の救済に当てることができる。
財務省は、政権が安定していることを忌避する。官邸が弱体化し政府与党がバラバラであることが財務省にとって望ましい。
つまり政権の足を引っ張ることで、野党と財務省に共通している。
昨今の国会でも、野党は財務省の別動隊の役割を果たし、政府攻撃に終始している。
いま必要なことは、財務省のインチキ財政危機の主張を押し切り、積極的な財政出動の展開であろう。

スペースX ・スターシップ原型機SN5、高度150 mの飛行に成功

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8月4日火曜日、テキサス州ボカ・チカにあるスペースXの発射基地から「スターシップ」原型5号機(SN5)が打上げられ、予定通り高度150 mに上昇し安全に着陸した。これは昨年8月27日に同じく150 mに上昇、着地した「スターホッパー」の成功以来11ヶ月振りのことである。この間試作した原型機は数回の爆発事故を起こし、その都度対策が講じられてきた。今回の成功で地球周回軌道飛行に向けての展望が開けた。(On August 4th, Tuesday, the SpaceX launch team in Boca Chica, Texas, accomplished a major milestone of the Starship prototype (SN5), successfully completed a 150 m hop flight and landed safely again. After 11 months of success of previous miniature model the Starship Hopper flight test to 150 m high.)

空自「F-15 J」の近代化・「F-15 JSI」改修で米側と合意/改訂版

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三菱重工とボーイングは”直接民間取引(DCS)方式で航空自衛隊が保有するF-15J戦闘機の大規模改修計画(JSI)を支援する契約を締結した。契約内容は、最初の2機の改修のために、ボーイングが図面、地上支援機材、技術仕様書、を用意する、2022年に開始して合計98機の改修を行う、というもの。(Mitsubishi Heavy Industries and Boeing have signed a Direct Commercial Sales(DCS) agreement to Japan’s fleet of F-15J. Boeing will provide MHI with retrofit drawings, ground support equipment and technical publications for the upgrade of first two jet. And the upgrade will extend up to 98 aircraft beginning in 2022.)

なぜ、日本などアジアの国々では感染死が少ないのか。その「ファクターX」を追う

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本稿は木村良一氏の寄稿です。なぜ、日本をはじめとするアジアの国々では「コロナ感染」や「コロナ感染死」が少ないのだろうか。新型コロナウイルス感染症の最大の謎で、欧米からは次のような声が次々と上がっている。「日本は犠牲になりやすい高齢者が多い国にもかかわらず、欧米のような完璧な閉鎖ではなく、外出の自粛という国民任せの緩やかな対策で感染を抑え込んだ」「日本だけではなく、アジアの国々の感染は少ない」「とてもミステリアスだが、背景に何か要因があるはずだ」ノーベル生理学・医学賞を受賞した京大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授も、ネットやテレビでその要因を「ファクターX」と呼んで「明らかにできれば、今後の対策にいかせる」と語る。

令和2年7月、我が国周辺における中露両軍の活動

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令和2年7月、我が国周辺における中露両軍の活動として、統合幕僚監部が発表したのは次の3件、関連して海上幕僚監部発表は3件、そして航空幕僚監部から2件あった。さらにロシア海軍情報局が2件、中国軍英文サイトから4件の発表があった。加えて中国海警局艦艇による沖縄県尖閣諸島周辺の領海、接続水域への侵犯は4月中旬以来1日も休むことなく7月末日まで108日間続いている。尖閣諸島侵犯問題については日本政府は中国側に厳重抗議しているが、無視され続けている。(According to the Japan’s Ministry of Defense, Russ & Chinese military movements around Japanese Islands have kept high and increasing. Penetrating the Sennkaku Islands territorial water by the China’s Coast Guard Vessel have continued more than 100 days.)