[(AIRBUS)A330型、A350XWB型の生産工程で稼働を始めた未来志向の生産ライン]
2014年7月13日(JST.09:10) John Bosnitch
エアバスで未来志向の生産ラインが稼働を開始した。同社がその一部の写真をこのほど公開した。『RFID(自動読み取りタグ)』を航空機の製造部品に取り付け、リアルタイムで現在位置、必要な治工具ーを100㍍離れた地点でも捉える事を可能にした。
この結果、最終組み立てラインでの効率化、流れ作業実現へ途を開く事になるという。設置されたのはツールーズ(南仏)、ハンブルク(独)のA330型、A350XWB型の最終組み立てラインとエアバスの軍用輸送機、A400Mの主翼生産を受け持つ英国の工場。
自動化、効率化の加速は生産コストの抑制、発注後の引き渡し迄の時間短縮効果ーを通じ、激化するライバル、ボーイングとの商戦を乗り切る方策の一つだ。