投稿者: 松尾 芳郎

カジノ解禁の可能性高まる

カジノはギャンブルを行う施設の一つであり、ルーレットやブラックジャックなどのゲームで金銭を儲ける場所である。日本では刑法185条や186条で賭博行為や賭場の開設が禁止されているため開設できない。

 浮かんでは消え、浮かんでは消えるカジノ解禁問題だが、この臨時国会(12月6日まで)にカジノを合法化し、それを中心とした観光施設を整備するための「特定複合観光施設区域整備推進法案」(カジノ法案)が提出され、来年にも成立する可能性が高まっている。

露海軍、地中海へ原子力巡洋艦など新たに投入。シリア情勢緊迫

露海軍が地中海へ原子力巡洋艦など大型艦、2隻を投入、展開中の機動部隊の戦力強化を図った事が判明した。ノーボスチ通信が11月2日、報じた。10月末、イスラエル空軍がシリアのミサイル貯蔵施設へ奇襲空爆をかけ露供給のミサイル多数が破壊されたという。防空体制を固める狙いと、イスラエルの新たな空爆への牽制が窺われ、シリア情勢が再び緊迫化しそうだ。

台湾が対潜哨戒機、P3C"オライオン"初取得。馬英九総統も記念式典出席

台湾空軍がロッキードP3C”オライオン”の引き渡しを受けた。同国初の、海上での本格的長距離哨戒が可能な機体だ。2015年迄に合計12機を取得する。配備基地の台湾南部、屏東(ピントン)基地の式典には、馬英九・台湾総統も出席する力の込めようだった。

ホンダジェット、型式証明取得へ最終段階

開発がが遅れていたHA-420ホンダジェットは、いよいよ型式証明取得の最終段階に入り、2014年末の取得を目指して飛行試験を続けている。量産に向けて1億2,000万㌦を投じた近代的設備が稼働を始めた。車のホンダが”飛行機のホンダ”に変身するきっかけとなるか。

シリア情勢に異変?イスラエル空軍機ミサイル貯蔵庫空爆

シリアを巡る情勢に新展開が起きるのか。欧米の軍事関係者が、今後の中東情勢の推移を固唾を呑んで見守っている。イスラエル空軍が10月30日、深夜から翌31日未明にかけ、シリア国内のミサイル貯蔵庫に波状空爆を強行。レバノンの武装勢力『ヒズボラ』に渡る直前の地対空ミサイル等多数の兵器破壊に成功した。露、中国製で固めた防空機能が役に立たなかった訳だが、シリアの梃入れにクレムリンが乗り出すか否かは不透明だ。イスラエルが主張しているイランの核武装阻止で、シリアの武装解除はイラン空爆への途を容易にする。

米海軍、次世代対潜哨戒機(ボーイングP-8A)実戦配備間近

米海軍の次世代対潜哨戒機、ボーイングP-8A”ポセイドン”の実戦配備が間近だ。高速、高々度などジェット機の特性と母体となるハイテク旅客機の輸送能力を生かし、ロッキードP3C”オライオン”時代と一線を画する『ハンター・キラー』新時代をもたらす。中国海軍の太平洋進出が本格化する中で、米海軍に取って重要な助っ人となろう。安全保障分野で米国との同盟強化を明確にした日本も、純国産の4発ジェット対潜哨戒機、P-1Aの実戦配備準備中。

露・電子偵察機接近で航空自衛隊、緊急発進

11:1スクランブル

ロシアの電子偵察機、イリューシンIL-20SUD型機が中国地方に接近したのに対応し、航空自衛隊のF-2要撃戦闘機等が11月01日、緊急発進した。露外務、国防両相が『2プラス2』初会合で来日当日の厳しい現実だ。半月間で3回目の同型機、同一コースの日本接近の意図は『京都府丹後半島経ヶ岬の弾道ミサイル監視米軍Xバンドレーダー』へのチェックが有力視される。

ボーイング、B737型機で2017年に月産47機へ。受注から引き渡しまで待ち時間短縮

ボーイングは10月31日、航空会社が欲しい時期に機体を受領出来る体制へ舵を切った。人気機種、B737型機について、2017年に月産47機へ増産すると発表した。2010年に比べ5割増。後継機のB737MAXシリーズ売り込みで、ライバルのエアバスA320neoに供給能力の対等条件を確保する戦略だ。

中国、北京駐在の防衛駐在官に"機動-5号"演習妨害と抗議。日本側、はねつける

中国国防部は10月31日午前、北京駐在の日本大使館・防衛駐在官を呼び、西太平洋での人民解放軍の軍事演習を自衛隊が妨害したと抗議した。同国防部の記者会見で報道官が明らかにし、NHK、TBSなど、日本国内の報道機関も伝えた。国防部のHPでも発信した。在京国際軍事筋は元来、日本の排他的経済水域で、この種の演習を実施すること自体が、軍事的挑発行為で『今後、好き勝手にやらせろ!』の北京の”恫喝外交”そのものだと批判した。