投稿者: 松尾 芳郎

エアバスの成功と懸念

完成したA320neo

エアバスは今年7月までにA320neoで大成功を納め、新しくA330neoの開発をスタートさせ、先に発足したA350と併せ、品揃えの拡充に成功したかに見える。一方で超大型機A380の将来には見通しが立っていない。

欧州製「ミーテイア」空対空ミサイルに日本製シーカーを搭載

meteor

英国主体で開発した「ミーテイア」空対空長距離ミサイルの改良型に、日本の技術が採用される模様。日本が供与するのは「AAM-4B」に装備する”窒化ガリウム”素子技術で作るAESAレーダー。

エアバスA330neoに装備するRR「トレント7000」エンジンとは

RR Trent7000

新しいボーイング787用に開発中の[Trent 1000-TEN]と、エアバスの新型機A350用の[Trent XWB]の技術を組込んだロールスロイス7番目の大型エンジンは「Trent 7000」と呼ばれる。「Trent 7000」はエアバスの新造機A330neoに搭載決定済み。現用のA330のエンジンが[Trent 700]なので、その後継を意味し「Trent 7000」と名付けられたらしい。

MH17便を撃墜したBukミサイルの能力

Reuters

「親露派幹部の1人で「ボストーク軍団(Vostok Battalionn)」を率いる”アレキサンダー・コダコフスキー(Alex Khodakovsky)”氏が、24日ロイター通信のインタビューに答えて[我々がロシア供与のミサイルでMH17便を撃墜した。ウクライナ政府軍戦闘機が近くを飛行していたのが誘因だ]と語った」

MH17便撃墜、ロシア供与のBukミサイルを使い親露派軍が実行?

市街地のBukミサイル

英国のフィナンシャル・タイムス(FT)は、3台のBuk M1がロシアからウクライナ東部に持ち込まれ、親露派グループに引渡された明確な証拠があると報じた。1台はスコドルスク(Sukhodolsk)近くで7月17日午前1時までにウクライナ東部に搬入され、他の2台はロシアが占領したクリミア(Crimea)半島に持ち込まれた、と報じた。

ボーイング、787-9垂直尾翼に層流制御機構を組込む

BPAS4

ボーイングでは、787-9の燃費性能向上のため、尾翼前縁に「ハイブリッド層流制御機構(HLFC=hybrid laminar flow control)」を取付け、試験を行って来たが、性能が確認されたため新しい787-9型機に採用を決めた。

復活したイースタン航空、三菱MRJ「確定20機+オプション20機」購入の覚書を締結

三菱航空機提供

マイアミに本拠を置く新規航空会社「イースタン航空グループ」は、今年のファンボロー航空ショーで、三菱航空機との間で、MRJ90型機を確定20機プラス発注権利付き20機、を注文する覚書(MOU=memorandum of understanding)を取り交わした。(2014-07-14)

F-35、ファンボロー航空ショウ・英空軍タトーでの展示飛行は中止

待機中のF-35B

クリストファー・ボグデン(Christopher Bogdan)空軍中将は7月10日、英空軍タトーが行われる英空軍のフェアフォード基地で「ここでF-35の展示飛行を50回ほど行う予定だったが、残念ながら実施できそうもない。」と語った。

日本国憲法の改正を急げ ―ポスト集団的自衛権の最大課題

安倍内閣は7月1日の閣議で、集団的自衛権に関する憲法解釈を是正する決定をした。尖閣諸島等をめぐり、事態は切迫しているが、日本国憲法の改正に時間がかかるがゆえの緊急避難措置である。他国は、憲法に国軍の存在を明記しているので、集団的自衛権をめぐるこんな神学論争はない。