10月の我が国周辺における中露両軍の活動 by 松尾 芳郎 • 2018年10月29日 • 10月の我が国周辺における中露両軍の活動 はコメントを受け付けていません 防衛省幕僚監部が10月中に発表した中国、ロシア両軍の我が国周辺における活動をまとめて報告する。 中国軍の動きはやや控えめであったが、これは米中の貿易摩擦が激化したのに伴い、我国との間の緊張緩和を狙う姿勢とも受け取れる。しかし尖閣諸島近海では、準軍事組織である海警局の武装船舶が連日のように領海侵犯を繰り返している。 Read more →
名古屋中部国際空港「セントレア」に ”ボーイング787” 試作1号機が展示 by 松尾 芳郎 • 2018年10月27日 • 名古屋中部国際空港「セントレア」に ”ボーイング787” 試作1号機が展示 はコメントを受け付けていません 去る10月12日(金)に、新しく完成した展示館“フライト・オブ・ドリームズ(Flight of Dreams)”の中央にボーイング787試作1号機「ZA001」が展示された。ボーイングによると、これは、単に飛行機を展示するだけでなく、長年にわたるボーイングと日本の特別な協力関係に応える意味で展示したもの。 Read more →
米空軍、大型ロケット開発で「ブルー・オリジン」、「ノースロップ・グラマン」および「ULA」を選定 by 松尾 芳郎 • 2018年10月22日 • 米空軍、大型ロケット開発で「ブルー・オリジン」、「ノースロップ・グラマン」および「ULA」を選定 はコメントを受け付けていません 米空軍は、ロシア製RD−180エンジンに依存してきた打上げロケットを「LSA 」計画で国産化を進めてきた。これに基づいて10月10日に、3社と合計20億ドルで6年以内に試作機を開発する契約を結んだ。試作機完成後、第2フェイズの審査を行い2社に絞り、それらが空軍の重要ペイロードの打上げを担当することになる Read more →
“サンフランシスコ空港への夜間着陸であわや大事故”-NTSBの調査 by 松尾 芳郎 • 2018年10月12日 • “サンフランシスコ空港への夜間着陸であわや大事故”-NTSBの調査 はコメントを受け付けていません 2017年7月7日の深夜、エアカナダのエアバスA320がサンフランシスコ空港に進入・着陸する際、許可されたランウエイでなく隣のタキシーウエイに着陸を試み、接地直前に間違いに気付き着陸復航し事なきを得た。本インシデントの原因究明に取組むNTSB(国家交通安全委員会)は、2018年9月25日に会議を開き、討議を行った。この会議は公開され委員会外の傍聴も許された。 Read more →
ボーイング、米空軍の次期高等練習機「T-X」を受注 —艦載用無人タンカー”MQ-25”、“次期汎用ヘリ”MH-139”に続く大型受注— by 松尾 芳郎 • 2018年10月6日 • ボーイング、米空軍の次期高等練習機「T-X」を受注 —艦載用無人タンカー”MQ-25”、“次期汎用ヘリ”MH-139”に続く大型受注— はコメントを受け付けていません 米空軍は、当初次期訓練機「T-X」に関し、ボーイングの「T-X」475機とシミュレーター120台を92億ドル(約1兆円)で納入可能との提案を採用した。これは、機体・製造工程開発に関わる費用と120台のシミュレーター価格を別にすると、1機当たり1,900万ドル(21億円)ほどになり、機体価格としては驚くべき低価格である Read more →
JAXA、H-IIB ロケットで宇宙ステーション補給機7号機(HTV7 「こうのとり」)を打上げ by 松尾 芳郎 • 2018年9月28日 • JAXA、H-IIB ロケットで宇宙ステーション補給機7号機(HTV7 「こうのとり」)を打上げ はコメントを受け付けていません JAXAと三菱重工は、種子島宇宙センターから平成30年9月23日早朝2時52分に、宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(以下HTV 7)を搭載した「H-IIB」ロケットを打上げた。「H-IIB」は予定通り飛行し14分59秒後「HTVー7」を分離、9月28日3時過ぎにISSに到着した。 Read more →
「平和条約締結」提案の一方で、活発な動きをするロシア軍 by 松尾 芳郎 • 2018年9月22日 • 「平和条約締結」提案の一方で、活発な動きをするロシア軍 はコメントを受け付けていません ,プーチン大統領は9月11日ウラジオストックで行われた安倍首相との会談で「前提条件なしで平和条約を結ぼう」と提案した。一方で首脳会談の数日前には、日露戦争以来と云われる28隻のロシア大艦隊がオホーツク海から宗谷海峡を抜け日本海に入った。その後も我国周辺でのロシア軍の動きは活発で、我が国に対する軍事的圧力が続いている。 Read more →
F-35戦闘機の開発完了と経緯 —18年の歳月と3兆7,000億円を投入— by 松尾 芳郎 • 2018年9月17日 • F-35戦闘機の開発完了と経緯 —18年の歳月と3兆7,000億円を投入— はコメントを受け付けていません 米国防総省がF-35の「開発」/ [SDD]をロッキード・マーチン社に期間10年、費用190億ドルで発注したのは2001年であった。それが3機種同時開発に変更になったため、期間は18年に伸び、開発費は340億ドル(3兆7,400億円)に膨らんだ。開発に関わる試験飛行は2018年4月に完了し、これからは「開発/SDD」で積み残した不具合箇所の改善に取組むことになる。 Read more →
8月末から9月のロ・中両軍の動き活発—ロシア大艦隊が宗谷海峡を通過 by 松尾 芳郎 • 2018年9月7日 • 8月末から9月のロ・中両軍の動き活発—ロシア大艦隊が宗谷海峡を通過 はコメントを受け付けていません 8月末から9月初めにかけてロシア・中国両軍の動きが活発化している。注目すべきは9月1日に発生した2件。すなわちロシア海軍の対潜哨戒機「Tu-142」2機が我が日本列島を周回飛行した件、およびロシア海軍の28隻からなる大艦隊がオホーツク海での演習を終え、宗谷海峡を通過し日本海に入った件である。この規模のロシア大艦隊が日本近海に現れたのは日露戦争以来のことである。 Read more →
ボーイング、空母搭載用無人タンカーMQ-25Aを受注 by 松尾 芳郎 • 2018年9月2日 • ボーイング、空母搭載用無人タンカーMQ-25Aを受注 はコメントを受け付けていません 米海軍は、空母搭載用の無人タンカーにボーイング提案のMQ-25Aステイングレイを選定した。契約内容は、8.05億ドル以内でMQ-25Aを開発、2024年までに4機を完成、空母戦闘航空団に配属し“初期運用能力(IOC=initial operational capability)”を取得する、と云うもの。この契約は、固定価格・奨励金付き( fixed-price-incentive-firm-target)方式で、期限以内にIOCの認定取得に成功すれば報奨金が貰える仕組みである。 Read more →