カテゴリー: 防衛

中国軍の防空識別圏設定は明確な挑発だ

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中国国防省は23日、東シナ海に、我国の防空識別圏を大きく侵害する形で、自国の防空識別圏(ADIZ)を設定したことを明らかにした。そして、「防空識別圏は中国国防省が管理し、指令や規則に従わない航空機には武力措置を講じることがある」と発表した。これは民間航空機が、防空識別圏内の飛行計画の提出を拒めば緊急措置を採ることを意味しており、公海上空における飛行の自由の侵害である。我国としては到底容認できるものではない。

米空軍、B52戦略爆撃機、中国新設の防空識別圏内飛行

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中国中国が一方的に新設した尖閣列島上空を含む東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)内で、米空軍が具体的行動をデモンストレーションした。核搭載可能なB52戦略爆撃機の編隊が中国への事前通告なしに11月25日、該当ADIZ内を飛行したことが判った、国防総省のウォーレン報道官が会見で公表、米メディアが伝えた。中国側は戦闘機の発進など一切の軍事反応はなかったという。米軍は今後も同様な飛行を事前許可なく続行する。

中国軍核戦力の脅威が増大

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中国は、米国と事を構えたくないと云う思惑からか戦略核戦力の開発、実戦配備について報道は一切行なわず、一見力を入れていないかのように見える。しかし、実態は着々と整備が進行しており、少なくとも我国への核圧力は確実に高まっているのが実状だ。

南西諸島周辺で新設の、防空識別圏内を中国機、挑発偵察飛行

中国が強引に設定した尖閣列島上空を含む、新防空識別圏で11月23日午後、複数の電子偵察機が、直ちに行動を開始、航空自衛隊のF-15要撃戦闘機がスクランブル(緊急発進)した。防衛省統合幕僚監部が24日までに発表した。

統合幕僚監部によると11月23日、昼から午後にかけ南西諸島の我が国防空識別圏に国籍不明機が別個に接近するのを航空自衛隊南西航空混成団の防空レーダー等が探知、那覇基地から複数のF-15要撃戦闘機がスクランブル(緊急発進)した。

B787サプライ・チェーン専用巨人機、目的空港16㌔先、誤着陸

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B787型機のサプライ・チェーン維持、運営に欠かせぬ大型部品専用巨人輸送機が11月20日夕、米中西部カンザス州で目的空港から16㌔外れた小型機空港に誤着陸した。最小限の燃料で機体重量を落とし翌日再離陸に成功、予定した空港に約30分後に到着した。GPSの誘導下でなぜ乗員が着陸後まで誤着陸に気付かなかったか等、FAA(米連邦航空局)で調査を始めた。

中国軍機、ロシア軍機が相次いで我国領空に接近

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先週末16日と17日に掛けて中国とロシアの偵察機が相次いで我国領空に接近、我国空自の緊急発進体制の状況と電子戦対応に探りを入れて来た。

統合幕僚本部の発表によると、16日にはロシア機Tu-142哨戒機2機と中国機Tu-154偵察機1機が、17日にはロシア機Tu-95爆撃機2機と前日と同じ中国機が我国領空に近ずいた。

”スピードがステルスに代わる”、極超音速無人機[SR-72]がマッハ6に挑戦

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SR-71を生んだ同じロッキードマーチンのスカンクワークス(Skunk Works)で目下開発中の極超音速機[SR-72] が完成すれば、SR-71の2倍の速度で飛ぶ予定だ。

[SR-72]は、高度100,000ft(33,000m)以上の高高度を巡航速度マッハ6で飛ぶ無人機で、情報(intelligence)、監視(surveillance)、偵察(reconnaissance)の[ISR]任務に加え攻撃(strike)ミッションをこなす汎用のプラットフォームとして、基礎的な研究が進められてきた。

イージス艦2隻の追加建造、新防衛大綱に明示へ

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防衛省は、去る11月5日に弾道ミサイル防衛(BMD=Ballistic Missile Defense)能力を有するイージス(Aegis)艦を、10年以内に現在の6隻から8隻に増やすことで政府内の調整に入ったことを明らかにした。今年12月に決まる防衛大綱に明示される予定だ。

新防衛大綱は今後10年間の防衛方針の概要を示すもので、イージス艦2隻増強の他に、島嶼防衛力整備のための陸上自衛隊定員増、弾道ミサイル防衛のため敵発射基地を攻撃する能力整備の検討、など重要事項が盛込まれる。

マッハ6級、極超音速無人スパイ機『SR-72』計画明るみに

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米国が無敵の無人偵察機開発に着手したことが判った。国防総省のハイテク研究開発を統括する『DARPA(国防高等研究開発局)』とU-2型機以来、スパイ機開発で定評のあるロッキード・マーチンが協力する。マッハ6級の同機は『SR-72』と命名。マッハ3級の『SR-71(ブラックバード)』の姉妹機のイメージが込められる。2018年、基本技術を盛り込むミサイル飛翔体を実用化、2020年を目処に基礎技術を整える。