
11月17日夜、ロシア中部ボルガ地方のタタールスタン共和国で、国内線旅客機、ボーイング737-500型機が着陸に失敗、大破炎上した。露非常事態省によると搭乗していた乗客、乗員50人は全員死亡が確認された。事故機には同共和国大統領の子息、FSB(連邦保安局)最高幹部が乗り合わせていた。
エビエーションウイーク(Oct. 14/21, 2013 Page 32~34)を読んだ限りでは、これ迄ボーイング独占が続いていた日本の市場が、JALのエアバスA350選定で崩れた、と悔しさを滲ませた意見として受け止められた。しかし、同誌の次号Oct. 28, 2013 Page 10の投書欄”Feedback”には、極めて厳しい読者のコメントが掲載されている。
これは、同誌が自身の考え方を直接ではなく、投書した読者の意見を借りて述べたものと受け取って良い。日本のマスコミでも婉曲に自己主張するために時々この手法を使う。
これは或る意味で、米国の日本に対する警告と受け取れる内容で、日本が真の意味での独立を目指すのであれば、特に国防の面で相応の負担をすべし、との主張と読み取れる。