カテゴリー: 防衛

ロシア機が本州沿岸に接近、北朝鮮の弾道ミサイルに備える我国の防空体制を偵察

02-6ロシア機

北朝鮮の弾道ミサイル発射(2月7日)に対するロシア、中国の対応は興味深い。発射を阻止するのではなく、発射に備えた我国などの対応を調べるのに躍起となっている。このことを我々は見逃すべきではない。

中国海軍艦艇および中国空軍情報収集機など相次ぎ対馬海峡を通過—改定

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北朝鮮の弾道ミサイル発射が近くなってきた。我国は弾道ミサイル防衛(BMD)能力を持つイージス艦「こんごう」および「みょうこう」などを洋上に展開、陸上ではパトリオットPAC-3迎撃ミサイルを要地に配備し、万一の事態に備えている。

中国もこれに関連して海軍艦艇と早期警戒機などを日本海に進出させた。我国の北朝鮮弾道ミサイル対応を監視し、情報を収集するのが目的と想像される。

米太平洋空軍、ステルス戦闘機「F-22」14機を嘉手納基地に展開

21日のF-22

世界最強と言われるF-22戦闘機の海外展開は、4機から8機の規模で行われてきたが、今回の沖縄派遣は14機となり、かってない大規模なのが特徴。エレメンドルフ空軍基地・第3航空団配下の第525戦闘飛行隊に所属する14機が、まず1月20日から相次いで横田基地に到着。そして沖縄県嘉手納基地へ移動は、25日午前に12機、26日午後に2機で、14機すべてが展開し、中国の行動を牽制した。

我が国周辺でロシア軍の動き相次ぐ

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統合幕僚監部の発表によると、この数日ロシア軍の動きが活発化している。1月23日には艦艇3隻が対馬海峡を北上日本海に入り、1月26日には戦略爆撃機2機が日本列島周回飛行をした。さらに同日ラブロフ外相が「日露平和条約締結と4島領有権問題解決とは無関係」と発言した。

ステルス実証機「ATD-X」、初飛行に向け準備整う

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2030年頃の実用化を目指して次世代ステルス戦闘機「仮称F-3」の開発が進んでいる。これに先立ち製造した技術実証機「ATD-X」が三菱重工により完成、2月に試験飛行が始まる。また、「F-3」に搭載する高性能エンジンは、IHI製、低バイパス・ターボファンで数々の新技術が組み込まれる。

機体側の開発は、技術データの収集段階にあり、“超音速で兵装庫(weapon bay)ドアを開きミサイル発射の研究”がほぼ終わっている。

2016年(平成28)度の防衛予算(その2)

V-22テイルトロータ

平成28年度(2016)の防衛予算案は、我国周辺海空域の安全確保、すなわち「南西諸島に対する攻撃への備え」と「弾道ミサイル攻撃への対応」に重点が置かれ、総額4兆9,300億円規模(GDP対比1%)となる。前年対比の伸び率は2.2%。
防衛費は平成9-15年(1997-2003)の間ほぼ4兆9,000億円台を維持していたが、その後小泉政権、民主党政権の時代で漸減が続いた。安倍政権になってからの4年間は僅かずつ増え今回初めて平成15年(2003)のレベルに戻る。

2016年(平成28)度の防衛予算(その1)

2016国防費比較グラフ

平成28年度(2016)の防衛予算案は、我国周辺海空域の安全確保、すなわち「南西諸島に対する攻撃への備え」と「弾道ミサイル攻撃への対応」に重点が置かれ、総額4兆9,300億円規模(GDP対比1%)となる。前年対比の伸び率は2.2%。

防衛費は平成9-15年(1997-2003)の間ほぼ4兆9,000億円台を維持していたが、その後小泉政権、民主党政権の時代で漸減が続いた。安倍政権になってからの4年間は僅かずつ増え今回初めて平成15年(2003)のレベルに戻る。