カテゴリー: 防衛

防衛省、「V-22オスプレイ」、「グローバルホーク」、「E2-Dアドバンスド・ホークアイ」の採用を公式発表

安部総理

防衛省は去る11月21日に「お知らせ」で「早期警戒機の機種決定」、「滞空型無人機の機種決定」、および「テイルト・ローター機の機種決定」の発表を行った。一部のマスコミが小さく報道しただけなので、関係する外誌の記事を含めて紹介したい。

我が空自向け次期戦闘機F-35Aの生産、漸く開始

f-35takeoff-lockmart

米国防総省は、このほどロッキードマーチンとの間で、F-35戦闘機の少数初期生産 (LRIP=low-rate initial production) 8期目、すなわち「LRIP 8」の契約を取り交わした。空軍用F-35Aの単価は、エンジンを別にして9,480万㌦(約110億円)になる。

我国の次世代戦闘機「F-3」の概念設計が進む

F-3の最新の概念設計

日本が目指す次世代戦闘機F-3は、速度よりも遠距離性能に重点を置き、それに独自に研究を進めている複数の技術を盛り込んだものとなる。すなわち、想定される数的劣勢を跳ね返すため、友軍機と目標視認データの共有化、大型の高性能ミサイルを胴体内へ搭載、退避中でもミサイル誘導が可能、などの技術だ。

珠海中国航空ショーでCX-1超音速巡航ミサイルを公開

Chinese CX-1

「2014中国航空ショー」(11月11日〜16日)で、CASC (China Aerospace Science and Technology Corp.=中国航天科技集団公司)が新しい超音速巡航ミサイル”CX-1”を公開した。2種類あり、CX-1Aは艦載用、CX-1Bは地上発射型である。

珠海での中国航空ショー「中国国際航空航天博覧会/Airshow China」

J-31試作機

マカオ近郊の珠海(Zhuhai)で11月11日から16日まで中国航空ショーが行われた。豊富な国防費を背景にした中国空軍の躍進振りが公開され、衆目を集めている。

最も注目されるのは、開発中の瀋陽(Shenyang) J-31戦闘機と西安(Xian) Y-20大型輸送機の2機種が飛行展示された点だ。

シコルスキー、次世代型ヘリ「S-97ライダー」をロールアウト

S-97ロールアウト

S-97は、シコルスキー社が独自に考案、その性能を実証したX2ヘリコプターの技術を基本にして開発した小型戦術用ヘリである。X2は、メインローターを2重反転リジッド・ローターとしてトルクを相殺し、テイル・ローターを廃した。尾部に推進用可変ピッチ・プロペラを装備し、高速飛行を可能とした。

米海軍、早期警戒機E-2Dアドバンスド・ホークアイに「初期運用能力」を付与/配備を開始

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米海軍では、この10月27日に最新型となるE-2D アドバンスド・ホークアイに「初期運用能力(IOC=initial operational capability)」の認定をした。胴体上部にはロッキード・マーチン社製の最新型直径24㌳のAN/APY-9レーダーを搭載している。

ロシア海軍艦艇、対馬海峡を通過、東シナ海に向かう

スラバ011

10月25日(土)午後1時、海自第4航空群厚木基地所属の 「P-3C」哨戒機が、対馬の北東220kmの海域を南西に航行するロシア海軍太平洋艦隊旗艦スラバ級ミサイル巡洋艦「バリヤーク」以下の4隻の艦隊を発見した。

平成26年度(2014)上半期の緊急発進が激増

年度緊急発進

平成26年度(2014)上半期の緊急発進回数は533回に達し前年同期の2倍以上に増えた。対象国はロシア機が約6割、中国機が4割となっている。