安保法案報道に見る“新聞の自殺”・報道は公正で正確か?

「新聞は嘘を書く。なぜ、安保法案反対派の声や集会だけを取り上げるのか。どうして賛成派の声や集会を取り上げないのか。公正ではない」。大学生にマスメディアについての意見を聞いたレポートの中の一節である。他にも同じ意見があった。

ある放送局の控え室でも音楽関係の女性から「私は沖縄出身です。沖縄の二紙は偏っています。普天間基地の移設でも、安保法案でも反対派の声だけを取り上げます。本土の新聞も同じです。おかしい」と話しかけられた。

来夏は衆参同時期の選挙も、消費税の2017年再増税は再延期へ

内閣府が8月に発表した4-6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は、物価変動を除く実質で前期比0.4%減、年率換算では1.6%減で3四半期ぶりのマイナス。GDPの6割を占める個人消費は0.8%減と、消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動減が出た2014年4-6月期以来1年ぶり。自民党谷垣幹事長は「先を見通して経済対策を打ち出していくことが必要」と述べ景気対策の必要性を訴えた。デフレ脱却は、いまだ道半ばの情勢であり、政府が景気対策を打ち出すのは確実である。

第5世代ステルス戦闘機T-50、ロシアMAKS航空ショーでデモ飛行

T-50の離陸

ほぼ2年毎に開催されるロシア恒例の航空ショー”2015年国際航空宇宙ショー「MAKS-2015」“は、去る8月25-30日の間、モスクワ郊外のジュウコフスキー(Zhukovsky)空軍基地で開催された。注目されたのはスーホイ(Sukhoi)が開発中の次世代型ステルス戦闘機「PAK FA T-50」の現状だ。

「御巣鷹30年」ボ社は修理ミスを犯した理由を明らかにすべきだ

30周年を迎えただけあって8月12日前後のテレビや新聞の報道は例年になく多かった。日航ジャンボ機墜落事故のことだ。この「メッセージ@pen」でも「教訓を忘れるな」というタイトルで5月号と8月号に取り上げた。

 その2回の原稿の中で書こうか、それとも書くまいかと迷った末、そのままになっていた主張が2つある。御巣鷹の事故から30年という熱気が冷めやらぬうちにここに書き留めておきたい。