ボーイング、B787-10型機の最終組み立て専用ラインをサウスカロライナ州に併設。"ドリームライナー"製造はエバレット工場と完全な2本建て。

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ボーイングがB787-10型シリーズの最終組み立てラインをサウスカロライナ州、ノース・チャールストンに設置する事を決めた。エバレット工場でのB787ファミリー生産効率向上と労働賃金抑制が狙い。注文に対する生産即応体制ずくりで、ライバル、エアバスの追撃を食い止める長期戦略の一環だ。

エアバスA330neoに装備するRR「トレント7000」エンジンとは

RR Trent7000

新しいボーイング787用に開発中の[Trent 1000-TEN]と、エアバスの新型機A350用の[Trent XWB]の技術を組込んだロールスロイス7番目の大型エンジンは「Trent 7000」と呼ばれる。「Trent 7000」はエアバスの新造機A330neoに搭載決定済み。現用のA330のエンジンが[Trent 700]なので、その後継を意味し「Trent 7000」と名付けられたらしい。