投稿者: 松尾 芳郎

FAA、ボーイング787-8型機の設計、型式証明、製造システム、の審査結果を発表

B787-8

ボストンで起きたボーイング787リチウム・イオン電池の出火事故の後M. P. Huerta FAA長官は、787についてFAAが関与する全体の設計、製造関連企業、組立方法、等を再検証するよう指示をした( 2013-01-11)。これに基づいて、FAAは787の型式証明交付に携わっていない技術者と専門家を集め、これにボーイングの技術者を加えた検証チームCSRT (Critical Systems Review Team)を発足させた。

F-35 JSFシリーズの開発近況

F-35C初号機

F-35総合攻撃戦闘機(JSF=Joint Strike Fighter)は、総額4,000億㌦計画と云われ世界史上最大の軍事プロジェクト。F-35 は国際共同開発の機体で、ステルス性を備え用途に応じ3機種で構成される多目的攻撃戦闘機である。

火災損傷の787複合材胴体、修理に成功

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ロンドン・ヒースロー空港で火災のため、胴体後部クラウンエリアが焼損したエチオピア航空787は修理が完了し、昨年12月21日に試験飛行を完了、その後23日から運航に復帰している。

日米共同開発の「全球降水観測主衛星(GPM主衛星)」の打上げ成功

GPM主衛星

JAXAとNASA共同開発の「全球降水観測主衛星(GPM主衛星)」は、2014年2月28日早朝種子島宇宙センターから打上げられた。GPM計画は、「GPM主衛星」と複数の副衛星群により、地球船体の降水を毎日数回観測しようと云う計画で、今回打上げた主衛星はその中心的役割を担当する。

エアバスA330neoは実現するか

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エアバスは今年末までに、広胴機生産ラインの将来の見通しを検討する予定だが、これは同時にエンジン業界にも大きな影響を与えそうだ。これでP&W社は予想よりも早く長距離機用エンジンの市場に復帰するかも知れない。

今夏に党役員人事と内閣改造へ

安倍晋三首相が今秋に予定される臨時国会前に内閣改造と自民党役員人事を行う意向を固めた。第二次安倍内閣の閣僚は、在任期間が一年を超え、今夏には一年半余りとなる。内閣改造・党人事は「官邸主導の政権運営に与党内で不満があり、人事で求心力を高め、党内を引き締める狙いもある」(3月1日の朝日新聞)などと背景を報じられているが、日本の閣僚=国務大臣の平均在任期間は短い。総理が一年でころころ代わる猫の目内閣には批判が強いが、閣僚が1年弱で代わって来たことは良いのか。

新型インフルエンザの発生を警告する

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脅すわけではないが、新型インフルエンザ発生の危険性が高まっていると思う。中国で鳥から人に感染しやすい鳥インフルエンザが広まり、多数の死者が出ている。韓国では別の鳥インフルエンザが流行している。鳥インフルエンザウイルスが蔓延すると、人の新型インフルエンザウイルスに変異しやすくなる。注意が必要だ。

航空自衛隊、装備近代化へ大きく前進

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民主党政権時代の数少ない成果の一つに、野田政権時代に「空自近代化」計画が進められたことがある。安部政権が誕生後になると、それが体系的に整備され、昨年暮れ決定の「中期防衛力整備計画」にまとめあげられ、漸く「空自近代化計画」が軌道に乗り始めた。