投稿者: 松尾 芳郎

南西諸島周辺で新設の、防空識別圏内を中国機、挑発偵察飛行

中国が強引に設定した尖閣列島上空を含む、新防空識別圏で11月23日午後、複数の電子偵察機が、直ちに行動を開始、航空自衛隊のF-15要撃戦闘機がスクランブル(緊急発進)した。防衛省統合幕僚監部が24日までに発表した。

統合幕僚監部によると11月23日、昼から午後にかけ南西諸島の我が国防空識別圏に国籍不明機が別個に接近するのを航空自衛隊南西航空混成団の防空レーダー等が探知、那覇基地から複数のF-15要撃戦闘機がスクランブル(緊急発進)した。

米フロリダ上空で、小型旅客機の緊急脱出スライド機内作動

米フロリダ半島上空で、11月20日午後、78人搭乗の小型ジェット旅客機が高度1万㍍付近を上昇中、突然、客室前部で、緊急脱出スライドが作動した。展開したスライドで客室乗務員が一時、逃げ場を失ったが、自力で逃れ同機は近くの空港に緊急着陸した。

B787サプライ・チェーン専用巨人機、目的空港16㌔先、誤着陸

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B787型機のサプライ・チェーン維持、運営に欠かせぬ大型部品専用巨人輸送機が11月20日夕、米中西部カンザス州で目的空港から16㌔外れた小型機空港に誤着陸した。最小限の燃料で機体重量を落とし翌日再離陸に成功、予定した空港に約30分後に到着した。GPSの誘導下でなぜ乗員が着陸後まで誤着陸に気付かなかったか等、FAA(米連邦航空局)で調査を始めた。

露・国内線B737機事故で航空安全監察当局、緊急監査(その5)

乗客乗員50人が死亡した露国内線B737型機事故で、ロシア航空安全監察当局は22日までに事故の当事者、タタールスタン航空に緊急安全監査を実施した。パイロットが着陸時に通常通り対応できなかった疑いが強く、社内の運航監督、乗員訓練体制のあり方等にメスが入ったとみられる。

160機、440億ドルを受注。エアバス、ドバイ航空ショーの戦果

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エアバスは11月21日までに、湾岸、アラブ首長国連邦で開催した『第13回ドバイ航空ショー』での航空機売り上げ実績を取りまとめた。

それによるとA380、A350XWB型機を中心に160機の売り込みに成功し、機体公表価格換算で440億ドルの売り上げを達成したという。

通常の操縦法から逸脱か。露・B737機事故、乗員ミス浮上(その4)

50人が死亡した露・国内線、B737墜落事故で、着陸標準操縦方式から乗員が逸脱していた可能性が濃厚となった。原因究明を担う『MAK(ロシア航空事故調査委員会)』がブラック・ボックスの初期解析の結果を基に公表した。手動でゴー・アラウンド(進入復航)を繰り返し、同操作の初体験も絡み、過剰な機首あげ、に伴う失速に追い込まれた操縦ミス説が有力視される。

女子受刑者、20年で2.4倍に

刑法犯の認知件数も、検挙人員も減少しているものの、一般刑法犯(刑法犯全体から自動車運転過失致死傷等を除いたもの)は全体に高齢化が進み、65歳以上の高齢者が約17%を占め、48,500人余りと平成5年の5.2倍になっている。高齢化は女子のほうが顕著で、女性の一般刑法犯のうち高齢者は27%を占め、高齢者の検挙人数の3人に1人が女性である。

露・国内線B737機事故で衝撃映像公表。機首から垂直落下(その3)

露・国内線B737機事故で、墜落直前の衝撃映像がロシアTVで公開された。事故機は機首部分を真下にほぼ垂直方向で地上に激突、一瞬にして爆発炎上の様子が見て取れる。空港の監視カメラが捉えた数分間のビデオ映像で、機体の異変を知らせた機長の報告を裏付ける。原因究明で重要な証拠の一つになりそうだ。

着陸時の機体姿勢に異常。B737型機墜落事故で管制塔に直前、連絡

露中部で起きた国内線旅客機、B737型機墜落事故で、機長が着陸直前機体姿勢の異常を管制塔に連絡していたことが明らかになった。事故機を誘導していたタタールスタン共和国、カザン空港の管制当局者がロシアのメディアのインタビューで明らかにした。NTSB(米国家運輸安全委員会)も原因究明の技術支援でデニス・ジョーンズ上級調査官の現地派遣を決めた。原因究明の鍵を握るFDR(飛行記録計)の回収は墜落時の衝撃で、機体が粉々に爆発炎上したことで困難を極めている。