カテゴリー: 防衛

インド、2回目のICBM発射実験成功。完全な核・ICBMクラブ入り達成

インド・アグニア5

インドが国産技術で開発した、ICBM『アグニ5(AgniⅤ)』の第2回目の発射実験に成功した。NDTV、ヒンドスタン・タイムズ等インドのメディアが9月15日、一斉に報じた。予定した5,000キロのコースを飛翔し、実験は完全な成功だったと言う。同ミサイルは2015年迄に実戦配備につき、中国への核抑止力として北京への睨みを利かせる。インドは核弾頭の小型化も果たしており、今回ICBMの性能を実証したことで米、ロ、英、仏、中に続く完全な核・ICBMクラブ入りを達成した。中国国営の新華社通信はインドのICBM実験成功の事実報道だけにとどめた。

尖閣列島に接近の無人機は中国空軍"翼龍(プテロダクティル)"と断定

CHINA-AVIATION-SHOW

尖閣列島に接近し、航空自衛隊が初めて遭遇した無人機は中国空軍の”翼龍(プテロダクティル)”と断定された。在京国際軍事筋が明らかにした。香港の有力メディア『亜州週間』はすでに該当機が”翼龍”だったとの軍事専門家の見解を伝えた。同機は航続距離、隠密性、遠隔操作での攻撃能力を持つ可能性が強い。日本の南西諸島周辺での新たな脅威出現で、航空自衛隊はスクランブル(緊急発進)体制等、見直しを急ぐ。

露海軍、次世代SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)試射再開へ

露海軍が、次世代SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)”ブラバ”試射を一時、中止した問題で年末迄に再開の動きが出てきた。ロシアの国防関連委員会の幹部が明らかにした。ノーボスチ通信が9月14日、報じた。試射再開が遅れると同ミサイルを積載する新型、SLBM潜水艦『ボーレイ』級の実戦運用に狂いが生じ、対米核抑止戦略の見直しに追い込まれる可能性があった。

南西諸島周辺で、中国の無人偵察機活動。自衛隊機スクランブル

中国無人機

中国側が発進させた無人偵察機が、9月9日、南西諸島周辺の空域に接近し、航空自衛隊がF-15戦闘機のスクランブル(緊急発進)で”要撃行動”に出たことが判った。爆撃機、駆逐艦等、同諸島近くでは過去24時間以内で、空、海ともに日中間の軍事的緊張がエスカレートしている。無人偵察機の投入は過去例がなく、中国軍の新たな動きに自衛隊は万全の体制で臨む。

中国空軍、爆撃機が南西諸島に接近。航空自衛隊がスクランブル

中国H-6爆撃機_0001

中国空軍の核武装可能な爆撃機が2機編隊で、日本の南西諸島に接近し航空自衛隊はスクランブル(緊急発進)で警戒監視に当たった。第一列島防衛線といわれる沖縄本島ー宮古島の空域を通過し西太平洋への往復飛行を実施した。中国側のこの種のフライト確認は7月24日のY8早期警戒機接近以来。爆撃機の通過確認は初めて。中国は、尖閣列島の”実行支配”に向け南西諸島での空、海軍の対日圧力を着実にエスカレートし始めたのが気がかりだ。

露海軍、次世代SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)『ブラバ』の発射実験に失敗

Bulava

ロシア海軍が次世代の潜水艦発射弾道ミサイルとして実戦配備を急いでいた『ブラバ』の発射実験に失敗した。ノーボスチ通信が伝えた。シリア情勢が緊迫するタイミングで、発射成功でああれば米国への”軍事プレッシャー”となった。

東地中海、波高し。米露の艦隊集結で冷戦時代彷彿

米国を中心に化学兵器使用に対するシリア・アサド政権への武力制裁の動きが確実視される中で、東地中海にロシアが艦隊を集結させ対決の姿勢を鮮明にし始めた。既に展開中の艦隊に加え露海軍が数隻の援軍を急派しているとノーボスチ通信は伝え米露が直接対決する場面も懸念されだした。

日本の次世代戦闘機F-3は実現するか?

心神下面

これは、2013-09-02掲載の「先進技術実証機[ATD-X](心神)から次世代戦闘機[F-3]へ」を補完するため、2012-11-12に他ブログに掲載した「日本の次世代戦闘機F−3は実現するか?」を転載したものである。

防衛省が平成22年(2010年)8月発表した「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」およびAviation Week/Oct. 22. 2012, Page 24~記載「GenerationF-X」などを参考にして、世間で「F-3」と呼んでいる次世代戦闘機構想を紹介する。

先進技術実証機[ATD-X](心神)の組立て始まる

心神鋲打ち

これは、2013-09-02掲載の「先進技術実証機[ATD-X](心神)から次世代戦闘機[F-3]へ」を補完するため、2012-04-16他ブログに掲載した表題解説「先進技術実証機[ATD-X](心神)の組立始まる」を転写したものである。
三菱重工業では3月26日、防衛省から受注した“先進技術実証機/ATD-X/心神”の構造試験供試用機体の組立てを開始した。”心神”は防衛省技術研究本部で2000年に研究が始まった構想で、2009年度からは三菱重工等と協力して本格的な研究開発が開始された。これで高いステルス性と高機動性を備えた実証機を製作する。今回の鋲打ち式で作る機体は実物大の構造試験供試用機体だが、続いて飛行試験用機体を製作し2014年9月に初飛行を予定している。その後2016年の開発完了まで2年間の飛行試験を行ない、その成果を将来戦闘機の開発に繋げたいとしている。