中露両国の我国を含む東南アジア地域への侵攻意図は、台湾に対する軍事圧力、海警局艦艇による尖閣諸島海域侵犯の恒常化、フィリピン領海内での度重なる衝突、ロシア軍機の日本への頻繁は接近飛行、等その侵攻意図がますます顕著になっている。
これに対し我国防衛当局は、「侵攻すれば高い代償を払う事になるぞ」と思わせるべく、着々と反撃能力を増強している。ここでは抑止力強化を推し進める最近の事例を5項目紹介し、その進捗状況を見てみよう。
カテゴリー: 未分類
トマホークと12式地対艦巡航ミサイルの配備を急ぐ
令和5年9月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応
「葬送」 さようなら門田守人先生 わが心の師だった
本稿は木村良一氏の寄稿です。その訃報は突然、入ってきた。9月7日午後5時すぎ、机の上のスマホが鳴った。親しい医療関係者からで「門田守人(もんでん・もりと)先生が亡くなられたらしい」と告げられた。庭先のキンカンの葉っぱの間を小さな青いイトトンボが飛んでいるのを見つけ、「これは珍しい」とカメラを取りに2階の仕事場に戻ったところだった。
「うそだ。何かの間違いだろう」と思いながら、確認を急いだ。その結果、この日、羽田を飛び立ち大阪空港に着いた直後に倒れて救急搬送され、午後3時9分に大阪市内の病院で死亡が確認されたことが分かった。急逝だった。まだ78歳だった。高名な医師だけに死亡は新聞やテレビ、ネットでも報じられた。
PW1100Gの高圧タービンデイスク品質に疑念、201台を緊急検査
2020年3月に生じたエアバスA320ceo / V2500エンジンの高圧タービンデイスク破裂の原因は素材に含まれた不純物、と判明。同様の製法で製造したタービンデイスクを使うA320neo /PW1100G-JMエンジンに対し、P&WおよびFAAは、該当エンジンのうち201台を9月15日までに取り卸し検査が必要、と発表した。
(Cause of the March 2020 engine failure on Vietnam Airlines Airbus A320ceo’s IAE V2500 was identified by defected material. The high pressure 1st stage turbine disk made by powder metallurgy process. Due to the similar processes applied on A320neo/PW1100G-JM’s turbine disks, P&W and FAA requested mandate inspection for 201 suspected engines.)
H-2A 47号機、月着陸船SLIM、X線宇宙望遠鏡XRISMを打上げ、予定軌道投入に成功
JAXA・三菱重工は2023年9月6日、H-2Aロケットに小型月着陸実証機「SLIM」とX線分光撮像衛星「XRISM」を搭載、日本標準時午前8時42分種子島宇宙基地から打上げた。搭載した2基の宇宙機はいずれも予定通り、打上げ後1時間以内に相次いで分離され、それぞれの軌道に投入された。
(A Japanese H-2A Launch Rocket build by JAXA & Mitsubishi, carrying the SLIM moon lander and the XRISM space telescope lifted off from Tanegashima Space Center September 6 at 8:42 a.m. Local Time. Both spacecraft were deployed and putted into planned orbits, sequentially less than an hour after liftoff.)
「日航ジャンボ機墜落事故から38年」 隔壁の残骸を前に考えた
令和5年8月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応
中露軍の脅威に対抗、空自・米豪空軍との共同訓練を一段と強化
7月19日グアムのアンダーセン・空軍基地(Andersen Air Force Base, Guam)に「インド・太平洋に展開する6カ国の空軍が集結、展示訓練/エレファント・ウオークを行なった。参加したのは、U.S.、U.K.、カナダ、オーストラリア、日本、およびフランスの各国空軍の戦闘機、爆撃機、輸送機、それに給油機など23機。
(Six allies joined in an elephant walk at a Andersen Air Force Base, Guam, on July 19, show casing the international air armada they are currently fielding in the Indo-Pacific. The U.S., U.K., Canada, Australia, Japan, and French all contributed to the 23-plane formation, which included fighters, bombers, transport, and aerial tankers.)
ゼロアビアとMHI RJ、リージョナル機CRJの水素電動化を進める
米英両国に拠点を持つ水素電動航空機の開発企業「ゼロアビア(ZeroAvia)」は、三菱重工の子会社でCRJ-700リージョナル旅客機の型式証明権を保有するMHI RJエビエーション社と協議、CRJ-700のエンジンをゼロアビア製の水素電動エンジンZA 2000RJに換装し、実用化することを決めた。
(ZeroAvia, the British/American hydrogen-electric engine developer, announced it has identified clear application for hydrogen-electric, zero-emission propulsion system for regional jet. A technical study conducted with MHI RJ, Type Certificate holder of Bombardier CRJ-700, for retrofit with ZeroAvia ZA 2000RJ engine to CRJ-700 regional jet.)