カテゴリー: 航空と宇宙

我国にとって直接の脅威、中国の弾道ミサイルと巡航ミサイル

DF-16 MRBM

日本に直接脅威となるとみられるのが、DF-16やDF-21 という射程が2000km前後の短・中距離弾道ミサイルだ。配備数が多く、日米のミサイル防御システム(BMD)では対処しきれないほどの[飽和攻撃]ができる。・・・脅威の大きさの割に日本では対策がほとんど議論されておらず、問題にふたがされている感がある

米国防総省、アジア・太平洋で戦力増強を決定

海軍力比較

世界平和と安定のため、米軍事力の派遣を求める声は多い。米国防総省はその中でもアジア・太平洋を最重点地域と位置ずけ、最新の艦艇と航空機を投入し戦力を増強することを決めた。去る8月初めに公表された米国防総省の「アジア太平洋地域の海洋保全戦略(Asia-Pacific Maritime Security Strategy)」で明らかになった。

ラスベガスで起きた英国航空ボーイング777型機のエンジン火災

BA777@Vegas

去る9月8日ラスベガス・マッカラン(Las Vegas McCarran)空港で、英国航空のフライトBA-2276、ボーイング777-200型機(登録記号G-VIIO)がロンドン ガトウィック(London Gatwick)空港に向けて出発する際に、左側エンジンの火災のため離陸を中断した。

以下は9月15日付け「The Aviation Herald」に記載された本事故に関わる概要である。

アラスカ沖に進出した中国艦隊、沖縄列島を通過し基地に帰還

中国艦隊航路

防衛省統合幕僚監部の発表によると(27-09-11)、去る9月11日(金)午前11時、5隻からなる中国艦隊が二手に分かれて沖縄列島を通過、東シナ海および南シナ海に向かった。この艦隊は1か月前に沿海州で島嶼上陸演習を行い、オホーツク海から太平洋、アラスカ沿岸に進出して本国帰還の途中沖縄列島を通過したもの。

中国の軍備拡張と我国の対応・2016年度防衛費

日本/中国国防費比較

中国は株価下落、不動産バブルの崩壊、などの経済的問題を抱えながら依然として国防費を毎年10%の割合で増やし続けている。これに対し我国は、厳しい予算上の制約で国防費はほとんど横ばいの状況だ。

しかし政府は周辺の安全保障環境の激変に対抗するため、米国との防衛協力を一段と強めるべく施策を進め、国内では防衛力の効率的運用ができるよう組織の改変と装備の近代化を進めている。

第5世代ステルス戦闘機T-50、ロシアMAKS航空ショーでデモ飛行

T-50の離陸

ほぼ2年毎に開催されるロシア恒例の航空ショー”2015年国際航空宇宙ショー「MAKS-2015」“は、去る8月25-30日の間、モスクワ郊外のジュウコフスキー(Zhukovsky)空軍基地で開催された。注目されたのはスーホイ(Sukhoi)が開発中の次世代型ステルス戦闘機「PAK FA T-50」の現状だ。

中国艦隊、日本海の上陸演習を終えアラスカ沖ベーリング海に進出

8-31スラバ級巡洋艦011

「時事通信」によると、米国防当局者は9月2日、5隻からなる中国海軍艦隊がアラスカ州沖のベーリング海に進出、活動中だと語った。米軍がベーリング海に展開する中国艦隊を確認したのはこれが初めてだ。

「御巣鷹30年」ボ社は修理ミスを犯した理由を明らかにすべきだ

30周年を迎えただけあって8月12日前後のテレビや新聞の報道は例年になく多かった。日航ジャンボ機墜落事故のことだ。この「メッセージ@pen」でも「教訓を忘れるな」というタイトルで5月号と8月号に取り上げた。

 その2回の原稿の中で書こうか、それとも書くまいかと迷った末、そのままになっていた主張が2つある。御巣鷹の事故から30年という熱気が冷めやらぬうちにここに書き留めておきたい。

中国艦隊、日本海での島嶼上陸演習を終了し大半は宗谷海峡を東進

830ルージョウ級駆逐艦115

先週、中国海軍とロシア海軍は、日本海の沿海州水域で島嶼上陸訓練を行っていたが、8月28日に演習を終了した模様で、一部の中国艦艇は対馬海峡を南下東シナ海に入ったが、その他は宗谷海峡を東に航行しオホーツク海に入ったことが判った。

防衛技研、ステルスミサイル迎撃用の新誘導システムを開発

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近着のエビエーションウイーク電子版ニュースレターに掲載された記事「防衛技研、ステルスミサイル迎撃用の新誘導システムを開発」が欧米で注目を集めている。この紹介と併せて、我が国の対空ミサイル開発の現況をまとめてみる。